こんにちは。さくたろうです。
だいぶ涼しくなってきました、秋は良いですね。
今回は証券コード8018、繊維の商社、三共生興を見ていきます。
題名の通り、この上場企業の凄まじい含み資産を見ていきます。
もし定年を迎えている方がいたら、僕はこんな株もあるよと言いたいです。
・・・そういえば来月、父母が遊びに来るので伝えてみたいと思います。
この上場企業の注目ポイントは「株と不動産」です、早速みていきましょうー!
時価総額を超えた保有株
三共生興、本日2026年9月26日現在の株価は849円、時価総額は390億円です。
借金より現金が多く、営業利益は多くはありませんが、それでも細々と利益が出ています。
そして老舗だけあって、その政策保有株の量がとても凄い・・・
なんと直近の貸借対照表上では「458億」です!45億ではなく、458億です。
間違いではありません。
すでにこの段階で、1万円で売られている財布の中に1万円以上入っている状態と形容できます。
有価証券報告書でその内容を見てみると、銀行株(三菱UFJ・三井住友)の所有量とその上がり幅が物凄く、またそこからの配当も業績を下支えしています(受け取り配当金だけで3ヶ月で6億)。
458億とは、仮に市場価格で投資有価証券を全て売却できた場合、自らの規模以上の会社をもう一つ丸々と購入できてしまうといったスケールです。
この上場企業、いや経営者が本気を出せば、できないことなどないといった資産を、ここだけで確認できます。
時価総額を超えるだろう土地・建物
そしてもう一つ見逃すことのできない資産、それがこの上場企業の土地です。
BSには50億と土地の記載がありますが、これはあくまで簿価、帳簿価格です。
その実態を簡単に見ていきます。
まずは大阪本社。御堂筋の見慣れた景色が思い描かれます。
中央区にある御堂筋MTRビル、これは自社ビルです。1000㎡を超える土地に建物、さくたろうのざっくりとした計算だけでも100億はあるのではないでしょうか。
次に東京のサンライズビル。これは人形町付近、こちらも自社ビルです。土地も1000㎡と有報に記載あり、上物と合わせて、最低の最低でも100億はあります。
他にも、横浜市中区にビジネスホテルを所有。これも最低でも100億です。
神戸市中央区にもビジネスホテルを所有します。
忘れそうですが、横浜にはもう一つ、ビジネスホテルが元浜町にありました。
ざっと、そうですね、土地建物の時価は最低の最低でも400億は下回らないでしょう。
この資産性は度肝をぬく規模だといえます。
不動産関連としてこれ自体が本業を支える重要なピースと言えるものの、ROE(資産効率)を上げるための材料はこの上なく存在する企業といえます。
おそらく、土地と建物の本来的な価値は、時価総額、いや政策保有株すら上回ります。
本質的PBR
一株純資産は1482円、PBRは現在0.52倍です。
しかし上記時価にした際の本質的なPBRはおそらく0.3倍付近までさらに下がるでしょう。
そして受け取り利息と配当金の多さから、経常利益は毎年のように20億以上を数えます。
本業が調子を崩しても、資産の売却の利益をその年にぶつければ安定して純利益を残せます。
いったいなんと割安で安定した会社なのでしょうか。
(全く褒めている訳ではありません)
あなたが経営者なら?
人生、イマジネーション(時に妄想と訳される)が大切です。
あなたがここの経営者なら?どうするでしょうか。
答えはないので、何でも想像してみてください。
何かを売って勝負に出ますか?上場をする意味を問いますか?新しいことを始めますか?
それとも何もせずにこのまま安寧を貫きますか?
私にはぶっ飛んだ兄がいます。
兄に問いかけます。こんな会社がある、経営者ならどうする?
兄「ひでえ。なんで上場してるんだ。俺なら有り余る資本でブランドライセンスを買い付ける。バーバリーでも何でもだ。そして権利収入を確固たるものにする。」
なるほど繊維商社ならではのベクトルから検討した、付け焼き刃にしては一考に値する戦略です。
おそらくその過程で資本も圧縮し、資本を高級的利益に結びつけROEを上げる夢も見れそうです。
僕なら・・・
そうですね。
不動産は売らず、政策保有株を売却して、不動産業の比率を50%近くまで持っていきたいところです。
今ある不動産を、簿価という黒い布で隠したままに・・・
