今年の勝負銘柄〜日本製鉄〜 

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さくたろうの考え

「弱気でいたら、5番街に店は持てない」
ウォールストリートで使われるこの言葉には、大きな勝負をする時にはいつも励まされている。
一年という単位で区切って物事を考えることはあまり好きでは無いけれど、今年は何かと覚悟が必要な年だと思う。

おそらくアメリカでの、次の恐慌並の事件は、株価の暴落自体からくるものを予想している。
すでにGAFAMやテスラで捕まっているキャシーウッドなどの有名な投資家などは身動きが取れない。
蜘蛛の巣にかかってもなお上がることを夢見ている状態。
彼女らに今までのようなとてつもない買いのパワーはもう残っていないとさくたろうは思う。

高値から下がったままの期間が長ければ長いほど、暴落の起こる確率は高くなる。歴史に学べば30%も下がったところでは、
そこを持ち堪えることすらままならず、次の暴落の起こることを待つようなステージだった。

不動産・半導体・ハイテクなどはおそらく相当に厳しいように思う、もちろん日本もその影響を受けそうだ。
さくたろうは不動産を中心にこの辺りはショート(空売り)で臨んでいる。
特に不動産のチャートはどこも厳しい(三井不動産・住友不動産・野村不動産など)。

そんな中で、買える銘柄・・・
唯一勝負できる銘柄・・・
そう、それが日本製鉄、お前だ!!!

一番動かされるのは、その人の「覚悟」

誰かを信用する時・誰かに賭けてみたい時、もちろんその対象の能力は大切なファクターだと思う。
でも、最後に全力で応援できるかどうかは、やはりその対象の「覚悟」をみて決めるものではないかと思う。

人だって企業だって同じで、「もうこの場所に帰って来れなくなってもいい」と割り切っている者の覚悟はすごい。
どんなに能力ある者だって、逆に言えば覚悟が決まらなければ、大きな変化は自力で起こすことは難しい。
さくたろうが、少ないながらもその中の大部分の資金を投じる先は、最終的にはその覚悟が見える企業でありたい。

「喧嘩になったっていい。どんなに大きな顧客でも。譲れないものは譲れない。」

今の日本製鉄は、さくたろうが20年以上投資をしてきた中でも数少ない、並々ならぬ覚悟を感じられる状態だ。
おそらく覚悟がないと、本当に生存していけない環境が差し迫っているのだと思う。
一歩間違えれば、おそらくゲームオーバーまである環境なのかもしれない。
鉄鋼業界はそれくらいに設備投資の必要なセクターなはずだ。

投資でも人付き合いでも、やはり覚悟を持った者の魅力は何にも勝る。
単純に、ただこの対象に、賭けてみたいと思わされるのだ。

覚悟を決めて、腹で買う

日本製鉄がトヨタにも噛み付くような覚悟で今後の生き残りを賭けるのなら、さくたろうは腹を決めて買う。
市場での評価(株価)は、日本製鉄の利益など、明日にはゼロになっていても驚かないような評価を下されている。

確かにそうかもしれない、明日の利益など、保証されているような甘いセクターではない。
しかし自力で手にした純利益を使い、TOBまでして、子会社でもかなり規模の大きな日鉄物産を取り込んだ。
川下を抑えて更なる価格交渉に活かすという側面もあるのだろう。
弱気であれば、1000億2000億の規模の子会社のTOBまでは踏み切らないだろう。
とにかく最近の日本製鉄からは、生死を賭けた覚悟が溢れ出ているように、さくたろうからは見えるのだ。

腹を決めてさくたろうは買うことを決めた。日本製鉄がボロボロに失敗しても、悔いはない。
今の市場の(低い)評価が正しいのか、それとも本当に生まれ変わることに成功していて、上昇していくのか。

全体相場の悪い中、その煽りを受け受けるかも知れないが、今年は一緒に沈んでもいいと心酔できるような銘柄があって、
投資家としては幸せだと感じる年だ!

弱気のポジションも持つ。
でも、弱気過ぎてはいけないと自分に言い聞かせ、今年は日本製鉄を買う一年にしたい。

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