終わりは、つねに始まりよりも突然である
題は、あの有名な世界大恐慌を綴った本。著者はジョン・ケネス・ガルブレイス。
2006年に他界されているので、リーマンショックやコロナショックを見る事なくこの世を去りました。
大恐慌を経験しているガルブレイスは言った。終わりは、つねに始まりよりも突然であると。
針を刺された風船がしずしずと萎むはずがないと。
確かにそのように思います。そしてこの本に立ち返らないといけない時期と言うものが存在しているはずです。
今かどうかは私にはわかりません・・
すみません 笑
しかしブームは、終わりが来たことをなかなか認めない
ガルブレイスはこうも言っております。そして実際の1929年の暴落が始まる何年も前から、何度も急落はあり、その度に値を戻し、高値を奪還していく様を記しています。
そしてこの現象は何度も繰り返して来ており、そしてこれからも歴史は何度も繰り返すであろう、と語っています。
・・・ガルブレイスさん、その通りでございます。
指標は以前から低迷していた。そして最後に株価が暴落した
この本についての解説は今後もUPしていきたいと思っています。今回は暴落のタイミングのヒントとなるようなものの一つに焦点を当てたいと思います。
それが、バブル時の各種経済指標について、です。
株価は経済を先取りする、そして不可思議な先見性をもつ神がかったものであるとの認識があります。
そして私も実はそのように思っている一人でもあります。
事実、何度も株価に経済が追いついていく様を目の当たりにしてきました。
しかしバブル時・ブーム時はどうでしょう。どうやらその答えは「ノー」のようです。
どうやらバブル期には「最後に株価が下落する」と言う全く逆の順をとるようです。
とにかくバブルが崩壊するまでにはかなりの時間を要すること、そしてすべての辻褄が合わなくなり、最後の最後にバブルが崩壊する。
しかしそれは突然の事のように感じるタイミングであると・・・。
ガルブレイズさんの話をかなりまとめると、内容としてはこうなります。
さくたろう の感想
私がこの本を読んで痛感したことは、バブルの長さを意識する必要性があることです。
正直、短く儚いものがバブルと認識していました。しかしどうやら私の認識は間違っていました。
実際に崩壊するまでには、かなりの弱気派が痛い思いをし、空売りは幾度も踏み上げられ、バブルだと言われた時期から何年も後になるまで
崩壊は来なかった。
これが史実のようです。
「バブルに飛び乗れ!」と言う訳ではありませんが、弱気でいたら、五番街に店は持てない
(日本で言うと、弱気でいたらヒルズに住めない、になるのでしょうか?)
は、ある意味事実とも思えます。
弱気も売りも、生き残る上で本当に大切です。
その上でさらに、このような史実を加味し、さらなる高みを目指せるような投資家になれることを夢見る次第です。
ブログを記していて私自身も面白かったので、またこの内容の続きはいつか記していきたいと思います。