本当はあの時、好きだったのよ

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さくたろうの考え

こんにちは、さくたろうです。
星の光が地球に届いた時、すでにあの星はもう存在しないかもしれない、という事を昔聞きました。
ずっと後になって、昔の真実に気づく、ということは世の中にはあるってことですね。

「本当はあの時、あなたのことが好きだったのよ」なーんて言われたことないですが、後から言われても困りますよね笑
それならそうと、その時に言ってもらえたら、こちらの行動も変わったのでは?となるかもしれません。

そして現在の真実を隠しているような行動をずっと取っているのではと思っている先がさくたろうにはあります。
それが「日銀」。

後になってから、あの時はああ言う他なかったんだな、などと気づいても困るので、真実は一刻も早く自分の見立てと合わせて探るようにしたいものです。

とてつもないデブ、日銀

少し前のブログに書きましたが、日銀の日本国債保有量は「511兆円」です。そして買い付けの平均利回りは0.21%。
量も利回りも、どちらもとてつもない大問題(というか解決できない)です。
直接的には銀行から、間接的には政府から、日銀が国債を買い続けた結果、とんでもない量になってしまったのが現在です。
このデブはもう、自分から痩せることはできないので、食べ続けるしかない、まるでモンスターのように見えます。
痩せる(持っている国債の量を減らす)ことになれば、自分が破滅してしまうのです。なぜならデブだからです。
これからも食い続けるつもりです。
問題なのはこのモンスターが食べ続けることによって、国債の利回りがここで固定されることです。
この帰結としては国債・円の崩壊となるのですが、自分が消滅するくらいならそんなことはどうでもいいというのが真実です。
このデブが存在可能な利回りは多分今がギリギリで、多少上へブレでもなんとかなるが、利回りが1%にでもなれば終わります。

国債の価値は、その利回りが上がればその分落ちるものです。
価値が落ちる%は国債にもよりますが、利回りの6〜8倍は落ちるものが多いです。
1%利回りが上がれば、6%以上は価値が落ちるものです。
500兆円を超える国債の利回りが1%あがれば、6%価値が下がるとすれば日銀には30兆円以上の損失が発生します。
仮に利回りが3%になったとしたら、単純計算(本当は単純ではないのだが、便宜上わかりやすく)すれば150兆円以上の損失になります。
こんなことになったら、日銀はとてつもなく困ります。困るというか、存在ができない。
自分が消滅するのが嫌だから、今でも(国債を)食べまくっています、買いまくっています、このモンスターは。

それによって困ることの一つは、もしこのモンスターがいなかったら、本当の日本国債の金利は、どのレベル感にあるのか、ということがわからなくなっているということです。

そしてもう一つ。モンスターの存在は円安を進める要因になっているということです。

本当の金利は・・・本当の気持ちは・・・

いま現在、アメリカの10年国債は4.2%を越えました。イギリス国債も4.1%。1年前は0.8%くらいだった・・・
どちらも8%を超える激しいインフレに見舞われてこうなっているのですが、日本はまだインフレ率が3%くらいです。
だいぶ高くなってきましたが・・・
両国や世界のインフレが落ち着くかはわからないが、落ち着いてもおそらく3%は金利は残すでしょう。
日本も為替の均衡を保たないと円安は止まりませんから、やはり基準となる普通の利回りは3%くらいでしょうか。
国の経常収支もトントンくらいになってきてしまったので、やはり日本も3%は金利がないと円安も止められないでしょう。
そう、先程の計算に戻るが、もし3%にも金利がなったら、あのモンスターには150兆円を超える損失が発生し、生きていけない。

ここで「金利が上がっていくのを容認したら、自分死んでしまいます」なんて本音は言えないので、その代わりに
「金利をあげる政策は時期尚早」「景気後退を招く」と言っているのです。真実の星の光を隠しているのです。
もう、本当はそこに星が存在できない環境なのに・・・

円安は151円をつけましたが、金利がない通貨なのでこの水準で円安が収まる保証はどこにもありません。
こんな国の国債も通貨も、きっとこれからも価値は上がらないと思います・・・

「本当は私、こうしないと(金利を0%にしないと)存在できないの。」

日銀の本音はこれでしょう。
さくたろうにはこの本音が聞こえてくるかのように感じます。

政府だって日銀だって、物価を安定させることが仕事だが、あまりにも太りすぎてその仕事ができなくなってしまった・・・
円安を止めることは、物価安定に必要なことなのに、すでにそんなことをこんな状態の日銀に求めることは不可能です。
あとはもう、円安が進まないことを祈るしかない。本当に、祈るだけです、できる事は。


激しいインフレに備える手段を持つ

祈っても祈っても、どうしようもないって事はいくらでもあると思います。
あとは自分でできることをやるしかない。
円安に備える株を買う、農家という手段を持つ、外貨を買う、ゴールドETFを買う・・・
自分で考えて行動に移す事だけが、自分を救ってくれるのかもしれません。

他人が本当はどう考えているかなんてわからない世の中。自分の信念を指針として生きていきたいものです。

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