こんにちは。さくたろうです。
歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。
こんなフレーズを聞いたことはありますか?
これはカール・マルクス(資本論を書いた人)の言葉です。
どういう意味かというと、とにかく人は同じ過ちを何度も犯すということです。
繰り返される一度目は「また同じをことやった!」と嘆き悲しむ様が浮かびます。
しかし2度目ともなると、もはや喜劇(もう笑うしかない)ということです。
おもしろいですよね。でもこれ、逆手に取れば、世の中に真新しい事など、起こっていないとも取れます。
皆さんは、株や人生に迷った時に取る行動はありますか?
この行動が正解かどうかは全くわかりませんが、さくたろうは、なるべく歴史(過去に起こったこと)に立ち返るようにしています。
株でいう歴史とは???さくたろうはその一つがチャートと考えます。
終わっているアメリカのチャート
まず結論から言ってしまうと、アメリカの株式市場はダメです。
37,000ドルを超えたダウですが一度30,000ドルを切るまで下げて、今は戻して33,300ドルと言ったところです。
30,000ドルから見れば11%も上がっているように見えますが、見える事実はそこではないように思います。
「37,000ドルから一度20%以上も下落して、半年以上、高値の37,000ドルを超える事ができなかった」です。
20%以上の下落は歴史的に弱気相場を意味し、半年以上高値を抜いてこないことは、歴史的にその後の高値奪還が直近では難しいことを意味しています。これがチャート(歴史)からわかることです。
(↑ダウ)正直、めちゃくちゃ上がりそうに見えます。緑と赤の移動平均線の上向き加減も良さそうに見えます。
しかし歴史に注目すると買えません。
次にアメリカのナスダック市場。
こちらの高値からの下落を見てみますと、16200から10560と、30%を優に超えた下落となりました。
その後13000まで回復した、といったところです。
ナスダックはtech heavy(テック株の比率が高い)と言われていて、半導体等を含めた、今まで主役を張っていた先導株が強烈な下落を被ったことを物語っています。
ナスダック市場は、ダウより重症です。一言で言うならば、ぶっ壊れてしまった、といったところです。
(↑ナスダック)こちらもうまくいけば上がりそうに見えます。しかしダウよりも下落が厳しく、
11月の高値を取るのは現実的に相当難しいと思わざるを得ません・・・
やはり以前の記事でも紹介したように、量的引き締め(ドルの量を減らす)はインパクト大と言うことなんだろうと思います。
株価が一番高い時よりも株にお金が流れてこなくては、最高値は取っていけないのに、お金の量がこれから減る。
さらに来月の9月からはその減らすドルの量が本格的になる・・・株価は厳しいはずです。
アメリカのことは心のどこかでいつも応援していますが、いつ下落してもおかしくないという心は忘れてはいけないと思います。
日本はわからない・・・
続いて日本。結論わかりません。
上記アメリカの影響を大きく受ける日本株という立場から、日本も厳しいのではと思います。
しかしその一方、量的緩和を続けている(続けざるを得ない)代償?として、日本の株価だけは維持、上昇できるのでは、とも思います。
わからないものには手を出すなが基本ですが、「弱気でいたら五番街に店は持てない」でもあります。
以下日経平均です。
9月の高値30,795円から半年後に24,700円をつけて、ほぼ20%の下落。
今は28,500円と長い下落から解き放たれそうなチャートにも見えます。
チャーティスト(チャート信者)は
「トレンドがあるのか、トレンドがなくもみ合いなのか」の2つに分類する人も多いのですが、さくたろうが思う事としては、
「明確なトレンドが形成されたとは言えない」といったところだと思います。
単純に、あー上がっているな、これからも上がっていきそうだなといった形には思えないということです。
日本では大型株の空売りも検討
ここから下がってもらっては絶対に困る!といったポジションだけは避けたいと思います。
好きな株を持っている状態であるならば、せめて少しでも良いので空売りを持ちたいと思っています。
ではどういった株を空売りすべき???
・・・とても難しいですが、アメリカの下落の影響を受けやすい業種かな・・・と感じました。
たとえば東京エレクトロン(8035)やキーエンス(6861)などでしょうか。
いや、こんな高いの売れないよ・・・そうですよね。
さくたろうはソフトバンクG(9984)を売り始めましたが、到底空売りを心からオススメできるような動きはしない株です。
・・・日本株がどうなるか、今はわからない、というのが結論となりました。
歴史を見てもわからないものは、さくたろうが考えたところでわからない。
当たり前といえば当たり前かもしれません。