鉄は安いうちに買え!②

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さくたろうの考え

こんにちは。さくたろうです。
残業がひどい。20時まで仕事をした際、家に帰ってきて21時。ごはん食べてお風呂入って22時。
健康の為23時には寝るとして1時間しか時間を確保できない・・・悲しい。
人は4000週間しか生きられないと言いますので、すでに半分以上を過ごしたさくたろうにとって、1週間は貴重なはず。
今一度時間の使い方を反省し見つめなおしたいと思います・・・。

さて決算シーズン中です。
さくたろうの個別株式で、今一番大きな割合を占めているのは8098稲畑産業で、昨日決算を発表しました。
結果はさんざんで、6.72%も安くなりました・・・
ここから上がっていくようなら、今年はもらったと思っていたのですが、やはり中々うまくはいきませんでした。
ただし長期でチャートも崩れているわけではないのと、60万株の自社株買いをなんと第一四半期のこの時期に発表(初)。
株価を意識している会社となっています。
一方で売り上げが増えた(13.2%)のにも関わらず利益は落ちて(-16.4%)、円安の効果も限定的であったことは正直ショックです。
化学品等のセグメントは良かったのですが、おそらく最も世界景気の影響を受ける一番割合の大きなセグメントである情報電子事業は、14.3%の営業利益の減益。このセグメントでは販売が1%減っただけで14.3%の減益ということは、今後も中々厳しい展開が予想されるのかな?といった感想を持ちました。現在の稲畑産業の株価(2247円)よりも上は、この後の自社株買いがきて、盛り上がってきたとしても、様子見かな、と思います。情報電子事業の回復があれば、追っていきたいと思います。

日本製鉄の今回の決算

さて今回は日本製鉄関係に話を絞りたい。
さくたろうの以前の記事「鉄は安いうちに買え!」で注目しているポイントの続きだが、今回、2300億の利益を出している・・・
これはかなり良い数字で、年間6300億を達成した昨年の利益を追い越すかのごとくの数字だ。
昨年6300億は日本製鉄の過去最高の利益だったことを考えると、会社自体に何かしら利益体質となる変化が起こっているとも期待できる。
売り上げは微増、在庫推移も全く変化がないと言っていい。ということは、本当に利益体質に生まれ変わっている可能性が高い。

この売り上げの微増についてだが、売った物の量が増えているわけではない。
出荷量はだいたいだが10%くらい減っている。しかし売っている鉄の値段が去年と比べて平均価格で40%以上も上昇している。
(去年第一四半期の1トンあたり鋼材価格¥97,200、今回第一四半期¥140,000)
出荷量を絞り、こんなに値段を上げても売れているのが現状、ということだ。
これは同業のJFEや神戸製鋼には難しいかもしれない。
昨年紙面をにぎわせたが、日本製鉄は利益改善のためにトヨタだろうが何だろうが遠慮はしない。
一歩間違えたら大きな顧客を失う。その覚悟をもってして、日本製鉄はこの利益を確保しているのだろう。
あやういといえばあやうい事なのかもしれないが、生き残る為に本気で行動している会社であるようにさくたろうからは見える。
もちろんこの覚悟を持たせるような高い技術力という裏付けも日本製鉄にはあるはずだ。

関連会社の快走

今回の決算中に感じたことは、日本製鉄系の会社(含、子会社)の決算も期待以上のものが多いということだ。
たとえば・・・
5352 黒崎播磨→去年と比べ41.6%増の利益
5408 中山製鋼→去年と比べ6.3倍の利益
5410 合同製鉄→去年と比べ5.1倍の利益
9810 日鉄商事→去年と比べ79.9%増の利益

どれもこれも、利益率の改善からくるものが多い。
原材料価格の上昇と販売価格の上昇との間に、うまく利益を載せる。これを系列会社とともにやっているということだろう。
もちろん会計上連結を受ける日本製鉄に、少なからずの利益をもたらしている。
子会社の今年度の業績予想から想定しても、日本製鉄の今年度の業績も、それなりに良いものか、もしくは過去最高益を更新するまでもあるのではないかと思わせる。

もし、第二四半期に・・・

仮に、もし、第二四半期に、今回と同じような利益(2000億以上)を日本製鉄がたたき出すとしたら、大げさではなく2007年のときの再来となるまであるのではないか。
前回の記事でも書いたが、株価が10,000円を目指すような展開が再現される可能性があるのではないかと期待させられてしまう。

船株がものすごいことになっているが、2007年の船もすごかった。そしてその年のもう一つの主役、「鉄」。

いつの時代でも、主役を張れるのは限られた者だ。おまえなら主役を張れる。
さくたろうはそう思っている。

(5401日本製鉄 ¥2,085- 8/6)

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