こんにちは、さくたろうです。
最近、外国への旅行でハチミツを買ってきたんですけど嫁が大喜び。買って良かった・・
なんでも抗菌度?が全然違うハチミツで、日本では高くても5〜10度?らしいんですが、45度のハチミツがあって、所得の高くない僕にとってはとても高かったんですけど思い切って買いました!
外国と日本では土壌から何から違うみたいで、濃度も何も日本では真似できないものらしいです。
ハチミツがなくなったらまた旅行にいく口実ができました笑
ハチミツの抗菌度バリに外国と違うのが、企業の総還元性向。
総還元性向とは、稼いだ利益に占める、配当と自社株買いの比率です。
高ければ高いほど、稼いだ利益を株主に還元していると言うことです。
アメリカでは83%(20年末)、日本では20〜30%くらいと、かなり差があります。
アメリカと比べると、確かに低いなって思うこの日本の総還元性向ですが、これは上げていった方が日本の為になるのでしょうか。
アメリカでは、これはやり過ぎだと言うことで、自社株買いに対して税金をかけ始めました。今のところ1%になってます。すでに4%くらいに上げるべきだとの潮流もあります。
もし、企業が、自分が思うように投資ができていたり、投資が必要な時に大きく借金ができたりと言うなら、83%という数字でもまあやっていけるんじゃないかな?と肌感覚で思います。
むしろ元々は、株式会社は出資者を募って、出た利益を山分けするといったところに端を発していると思いますし。
ただ、明らかに今後大きなお金がいるとか、この投資に使った方が将来利益が大きいとか、財務的に返済を優先した方がメリットがある状況であれば話は別だと思います。
そう言ったものがあるのに還元を優先するようであれば、それはアメリカの株主レベルが低いと言うことになってしまいます。
一方で日本はどうでしょうか。30%の還元性向は適切なのでしょうか。
僕はこれは低いのではないかと思います。
あくまで稼いだ利益に対して30%ということは、残りの70%は資本に蓄積されていくわけです。
そんなことがずっと続いた結果、多くの上場企業でPBRが1倍を下回ることになってるわけです。
例えばPBR1倍を回復するまでは100%にしてもいいし、そうじゃなければ「なんでお金を手元に置いておくか」を具体的に株主に説明をした方がいいと思います。
「確かにそれはそうだ」となると思いますし、ならなければ還元を増やすべきです。
これは、僕が得をしたいからではありません(ちょっとあるか・・・笑)。
日本国民の富は、少なくない部分が日本の株式市場に流れ込んでいます。年金等を含めて。
還元性向を上げることによってPBR1倍を達成する企業が増えれば、得をするのは日本国であるはずです。
勝てば全てが解決する、ではないですが、上がれば全てがうまくいく、という側面も市場にはあると思います。
その為には株主を意識して、株価を上げるということが、日本の為にも必要だということになります。
株主って、今、GPIFとか日銀とか、もう「国」って言い換えても遜色ないくらいになっちゃってますからね、特に日本は。
そんな中、立憲民主党の議員の一人が、「日本でも自社株買いに税金をかけるべきだ」と、主張をしだしました。
いやそれは逆で、日本ではPBR1倍をどうやって達成するのかを議論しているところなんだよと言いたい。
自分が株主ではないと思っていたら大間違いであって、間接的に、必ず日本国民は日本株に投資している。
こういった議論によって、日本市場がさらなる後退に直面しないことを祈るばかりだ・・・
外国から輸入するのは自社株買いの税じゃなくて、せめて抗菌度の高いハチミツくらいにして欲しいものだ。