歴史はただ繰り返す
私の好きな投資家は、皆同じ主張をしています。それは「世の中で真新しいことなど何もない」「歴史はただ繰り返している」
と言う主張です。
投資をすればするほど、この主張を思い出すと言うか、身にしみる経験が増えていきました。
いつの時代でも、人気株・先導株はどこかにあり、上がり、上がり過ぎ、下がり、売られまくり、相場全体も今までの歴史を繰り返すような動きを
しているように見えます。
時代は違えど、歴史は繰り返していることは真理だな、と節目節目でいつも痛感します。
弱気は正しい。しかしいつ弱気になるべきか
相場がこのように上昇してくると、いつ下がるのかとマジで不安になってきます。
すぐに降りれば正しい選択のように思えるし、賢くも感じます。
そうしたい「欲望」も出ます。
この時に、もう一つ検討しなければならないことがあります。
それは、相場の先人達は大きな相場には最後まで残ることを意識していた、と言う事実です。
例えばリバモアは「最後の最後に大きく動くその時まで、相場に踏み止まることが重要」と考えていました。
ウイリアム・J・オニールは「自分が正しい選択(利益が乗っていること)をしているなら、利益確定を焦ってはならない」と伝えています。
ニコラス・ダーバスも、儲かっているポジションを手仕舞う欲望と戦うため、「踏み止まれ」と言う紙切れを持ち歩いて、過去の失敗と同じことをするなと自分を強く戒めて葛藤しています。
歴史的にも、大きな相場の崩れる前に、何度も下がりそうになり、その度に上がり、理屈上正しいと思えるような弱気筋の理論に反する動きが何度も何度も繰り返し起きています。
実際に本当に相場が崩れる時まで、これでもかと弱気筋を踏み上げる動きが起きつづけ、辛い思いをしてきたというのが、歴史のようです。
過去の事実のようです。
上がるところまで上がる。急落を経験しながら
世界の株式が上昇しています。アメリカや日本だけでなく、世界です。
これは私の想像ですが、今もし昔の相場師が生きていたとすれば、おそらく今からでも上昇することに賭けていることでしょう。
そして今は買い参戦していない、例えば銀行・生保・損保・個人投資家などを巻き込みながら上昇を続けていくのではないか。
これが歴史から想像をする未来かなと思います。
そして急落を繰り返しながら、上値を取っていき、行くところまで行く。
このような姿を想像します。
・・・さて、今年はどうなるでしょうか。
日経平均3万円、まだまだ歴史的にはおさまらない、そんな気がします。