大恐慌後の勝者 ベンジャミン・グレアム

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普遍的な投資家・投機家

こんにちは。さくたろうです。
最近、大学の友達の悩みをたまたま知る機会がありました。色んな悩みも人生にはありますよね。さくたろうにもたくさんあります。
色々なことがありながらも明るく振る舞っている姿や行動は、本当に美しい事だなーと思います。
そういった姿を見ると、人としての大きさを感じて魅力的だなと思います。徳がある人で魅力的だなーと。
株でも本当に大切なことだと思います。
いい時も悪い時も、自慢も不満も見せることなく心を動かさないで、目標を失わないでブレない。かっこいい。

今日は、人生失ったものは取り返せないこともたくさんありますが、やり直しが効くんだ!ということを証明している投資家を紹介したいと思います。

ベンジャミン・グレアム

ベンジャミン・グレアムは1929年の世界恐慌の大暴落を予期していた。
そして株価が下がれば利益になる空売りを駆使し、暴落の初期を乗り切った。
しかしそこまでは良かったのだが、全ての空売りを手仕舞ったあと、今度は大きな買いを入れた。
「下がりすぎだろう」といった想定だったようだが、そこからも下がるスピードは止まらず、資産の70%を失ったようだ。

資産の70%って・・・100万ならば30万になるということ・・・そこから立ち直ることなどできるのかと思う大きな損失だ。
しかしそこからグレアムはこう考えた。
「今こそじっくりと時間をかけて、自分の持つ株の内容を研究する絶好のチャンスだ」

ここの何が凄いのかは、大損失を経験したことのある人ならすぐにわかる。
チャンスなどとは思えないのだ。もう株のことなど考えたくもないし、自暴自棄になりそう。
そして良くても自分の傷を舐めることに必死になっている状態。いやむしろ誰かに舐めてもらいたい状態(笑)

そしてグレアムは「バリュー投資」にたどり着く。
ものすごい簡単にいうと、100円の価値があるものが50円の値段で売っている株を財務諸表を使って分析し探し出す。
そしてそれを持っていれば結局は100円の値段になると信じて、それまで持ち続ける。
そこに成長性・技術力・経営力などは全て排除する。それらは人によって見方が変わり、物理的ではないからということだ。

そしてそれが成功し、大成功を掴み取った。
リタイア後、人生の最後の20年間は、引退して悠々自適な生活を送ってこの世を去ったようだ。

「視座」を見失わないこと。

自分の、目標は何だっけ?ということを失わせるような事が起きた時に、その目標を見失わないようにすることは、人生でとても大切になるのかもしれない。
「東大を目指す!」と決めた人が東大の合格を果たしたとき、その人の何が凄いかというと、ずっとその目標が変わらずにいれたことなのかもしれない。
もういっか、一つ下のランクでとか、思わせるような事が起きていたかもしれない。紆余曲折があったかもしれない。
でも最終的に、自分の定めた目標のことだけは、何があっても変えずに貫いたはずだ。
サボっても上手くいかなくても、下手でも大損をしても、その目標を見据える「視座」は最後の最後まで変わっていないはずだ。
それがグレアムであるとさくたろうは思う。

本当に色々な投資家がいる中で、色々な方法で大成功を掴んでいるという事実がある。
大恐慌でそれを達成した投資家もいれば、そこで失敗をしてから自分の目標とペースを貫いて、その後に達成した投資家もいる。
いつ成功するかなんて、当人にだってわからないし、誰にもわからない。成功するかすらわからない。
周りのみんなはどんどん成功していくかもしれない。

そんな中、視座を変えずに自分を貫いた投資家、ベンジャミン・グレアム。

かっこいい大学の友達との連絡から、こんな投資家がいることをふと思い出した。

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