優しい人は経済的に損をするのか

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その他

こんにちは。さくたろうです。夏真っ盛り!!!いいですね。
こまめな水分補給をして、汗をかきながら好きなことに没頭するのも
この季節の楽しみですね。
水分補給、忘れずにいきましょう。

泣きながら帰ってきた嫁

今から見ると少し前の話だが、共働きの嫁が、仕事から泣きながら帰って
きたことがある。大きな失敗を仕事でしたのかと思い、なぐさめる準備を
しようとしたが、話を聞くとどうやら仕事で失敗をした訳ではなかった。
同じ仕事をする仲間に、嫁が仕上げようとしていた仕事を最後にうまく
持っていかれてしまい、成果を奪われてしまったようだった。

エクセルなどを使って一生懸命に仕上げたようだったが、当初からその人と
折り合いも良くなく、以前から少し悩んでいるようなこともあった。
それが決定的に今回、相手方が行動に移し、嫁は何も反撃せずに家に帰って
来てシクシク泣いていた、ということだった。
「人に冷たくできる人が全部持っていってしまい、自分は損をするんだ」
・・・なるほど。とても悔しかったのだろう。

タカ・ハトゲーム

タカハトゲームという、経済のくくりに入るゲーム理論が存在する。
家の中では全くもってハトではないが、今回の件では、嫁はハト。
嫁から成果物を奪った者がタカに当たる。
タカは攻撃的でハトは闘争を嫌う。

このゲーム上では今回のように、タカはハトと出会った場合、攻撃的な
性格なので、ハトから何かを奪い、利益を得る。
ハトはタカと出会った場合、損失を被る。
しかしハトとハトが出会った場合、どちらも傷付けあったりせず、損失は
発生しない。
やはりハトはタカと出会う可能性がある分だけ、損をしていくのであろうか。

・・・実はこのゲームでは、そうとは断定できない。

何故なら、タカとタカが出会ってしまったときに、タカ同士は両方とも
攻撃的であるので、どちらかが致命傷を負うまで闘争してしまう可能性が
あるというものだ。
「致命傷」の可能性である。一度の機会で、すべてを失ってしまう可能性だ。

このリスクを負っているのはタカだけであって、ハトにはこのリスクはない。

社会で生きる上で・・・

僕は、私はいつも強気になれず、損ばかりしている・・・
そう考えている、今回の僕の嫁のようなシチュエーションがあったとしても。
おそらくそうではない。ハトはハトとうまくやっているし、タカにはタカで
大きなリスクと隣り合わせな可能性がある。

タカとハト、どちらが良いとは一概には言えない。タカの数が多ければ多い
ほど、タカはタカ同士で闘争しなければならない可能性が増えるであろうし、
ハトの数が多ければ、場合によってはタカは利益を得続ける可能性も上がる
かもしれない。そして生物学的にも、タカもハトも生存をし続けていることが
この生態系の事実ということなのかもしれない。
自分がどう考え生きていくべきなのか、ということなのかもしれない。

・・・思い切って、嫁にこの話を僕はしてみた!!!

「・・・そう。この話を教えてくれてありがとう。大変なのは私だけではない
事がわかった。」

・・・お!?

「この場にはタカとハトしかいないから、ここでは私はノーリスクでタカで
 いつづけることができるわね」

・・・夫婦生活というものは中々難しい。

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