世界史を頭に叩き込む②イギリス

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経済史に起きた事実

こんにちは。さくたろうです。
皆さんは、異性に言われてうれしい言葉はありますか???ありますよね笑
ぼくは「紳士ですね。」と言われるのが、一番嬉しいです笑
他に嬉しい言葉があれば教えてください!紳士ですね、は、シビレますよ?


今回は紳士の国と言われる、イギリスの話をまとめたいと思います。
(イギリスも僕も、実態が紳士であるとは言っておりません。)

覇権国オランダ→覇権国イギリス

1780年といわれるが、英蘭戦争がはじまり、その戦争で戦勝国となったのは
イギリスのほうであった。その後にあったウイーン会議(1814年)にて、
正式に基軸通貨を「ポンド」とすることに成功し、長い覇権国の始まりとなった。

イギリスの「産業革命」は有名で、だいたい1760年くらいから始まったとされる。
産業革命にて工業化に成功したことを皮切りに、国力がオランダを上回ったのだろう。
オランダは市場と船舶の成功、イギリスは産業革命の成功と、覇権を取る理由が
見て取れることも共通点だ。

オランダ(場所はアムステルダム)の金融市場は、ロンドンに取って代わられた。
金融については、間違いなくオランダがイギリスのお手本となっているところも
多いのだろうと思う。
イギリスの覇権国としての繁栄も、オランダ同様100年以上も続いた。

今の金融市場の中心はニューヨークだが、ニューヨークになる前に、アムステルダム→
ロンドンと、覇権国の移り変わりとともに流れてきたものなんだとわかる。

覇権国イギリスの衰退

戦争の多い世紀であったが、なんとか戦争に勝利を重ねていくイギリスであるが、
もういろんな国がどんどん国力をつけてきたせいで、時とともにイギリスは衰退
していった。第一次大戦・第二次大戦のあとの講和会議でも、アメリカが幅を効かせ、
その後基軸通貨も、イギリスの衰退の後を追うようにドルへと移り変わっていった。

この時代にはすでに戦争の規模が大きくなりすぎているので、もう戦争で勝った
ところで経済的にペイしなくなっていたのだろう。どこかの領土を取るとか返すとか
では釣り合わないくらいの戦争の規模になっていたはずだ。
多分アメリカは領土を取ったところで何になるの?と思っているから、日本を占領
しなかったし、沖縄だってすぐに返還しているのだろう。ロシアは日本の領土を
火事場泥棒的に取っていったが、果たしてそれでいくら儲かった気でいるのか・・・
それなら自国の金融支配に取り込み、協力させたほうが儲かるだろ、とおそらく
アメリカは考えたのではないか。
そして今の覇権国はそのアメリカだ。イギリスからアメリカへと覇権国は代わって
いった。

基軸通貨ポンドはどうなった?

基軸通貨ポンドのその後だが、基軸通貨ではなくなったあとも存在し続けている。
今でもポンドはイギリスの通貨として存在する。
しかし、その価値だが、とんでもない減価(通貨価値の減少)を続けている。
戦後1000円した1ポンドは、今では150円だせば1ポンドが買える。

基軸通貨というのは、基軸通貨だからという需要が絶対的にある分、それが
基軸通貨でなくなったときにはものすごく価値がなくなることとなるようだ。
これは歴史が証明していることのように思う。

それであるならば、現在のドルも同じ運命を辿る可能性は必然的に高くなると
いうことになりそうだ・・・


価値を失っていくことになるのか、ドル

今週の日経と同じ結論となりそうだ。
すでに価値を失いつつあるドルだが、仮に基軸通貨というポジションを離れたと
しても、そのトレンドは変わらない可能性が高いのではないか。

多くなった物は値が下がる。
多くなりすぎたものはクラッシュする。

刷りすぎたドルが価値を失っていく姿を見たいとは思わない。
しかし、いくらでもカネを発行できる現状のシステムの中で、
価値を保ち続けることのできる通貨など存在するのだろうか・・・

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