本物の下落か、健全な調整か
様々な指標(ダウや日経平均・TOPIXなど)は、上昇局面でも、下落をはさみながら上昇する。
上昇が続くのか、それとも終わったのかは、人に聞いてもわからないし、これから決まるもののようだ。
そんな時に、過去の値動きを徹底的に研究したウイリアム・J・オニールの方法は参考になる。
オニールは、反発がこういったような動きの時に、買え!!!と強く、わかりやすく伝えている。
指標がこうなった時は、買え!(オニール)
まず指標が天井近くでの値動きの話しになります。
天井近辺では、1日下落すると、4日を超えて下落が続くことは非常に多い。
そしてその連続した下落の後に、「反発」の動きがある。
その時に、「出来高の増加を伴いながら、1・7%以上上昇したか」を見る。
連続した下落からの反発が始まった日を1日目として、上記の反発が通常、4日目から10日目の間に起こり、主要な株価指標の一つが、前日よりも出来高を伴いながら1・7%よりも上昇することがある。
これを「フォロースルー」と呼び、フォロースルーがあったのならばそれは85%の確率でそこからの反転上昇が成功していると言っている。
つまり上昇が続く、買いで良いと言うこと。
意味のない反発の例
オニールは意味のない反発(信用できない反発)を、主に以下のように記している。
・反発後、3日間以内に起こる上昇
・反発後、11日以降に起こる上昇
・反発後、4日から7日以内に起こる、前日比1・7%未満の上昇
・反発後、4日から7日以内に起こる、前日よりも出来高の低い上昇
→出来高が細りながら市場が反発している場合などは、もう危ないと言うことだ。
個別銘柄の動きも併せて見る
上記健全なフォロースルーは、ファンダメンタルズが健全な多くの銘柄の、力強い上昇・高音更新を伴い起こることが多い。
今で言えば、アメリカではGAFAM、日本で言えば、ソニーやキーエンス、日本電産などにあたるのだろうか。
こう言った優良銘柄の高値更新がなく、かつ新たなリーダー銘柄が出現していない時は、そのフォロースルーは怪しいと伝えている。
自分なりの考えを持つことの大切さ
このオニールの方法でもおそらく上手くいかない時も、もしかしたらあるのかも知れない。
しかし、何も考えがないよりも断然いいし、ましてや人に聞くなどより有意義であると思う。
自分の感性の方が頼れるかも知れない。
たくさんの本や偉人は、たくさんの選択肢を用意してくれる。
これからも色々な本を読み漁り、こう言った形でブログに残して行くので、その中で一つでもどなたかの参考になれば、とても幸せに思う。
・・・来週も仕事がつらい・・・でも頑張っていきましょう!!!