インフレとハイパーインフレの違い

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さくたろうの考え

こんにちは。さくたろうです。
梅雨ですね。なんだかんだ5日以上、仙台では雨が続いている気がします。
先週洗車した愛車はこの土日にまた洗車をしてあげることができるのでしょうか・・・
もちろんさくたろうの洗車は手洗いです!愛情を込めて隅から隅までモコモコの泡を立てながら洗車しています。

そして経済の話。円安が進んでいます。134円を超えてきています。
たしか年初は113円程度であったと記憶しているので、この半年で20%近くも円安が進んだ事になります。
これは円資産(現金・日本株・日本国債など)しか持っていない場合、20%という強烈なマイナスをたった半年で食らった事と同義です。
現金の場合20%のマイナスをそのまま食らったこととなります。
他の資産はその価値が20%以上上がっていなければ、20%と上がった%の差がマイナスという事となります。
では日本株はというと、年初29,000円近辺から今28,000円近辺。上がるどころか4%程度下がっているので、約24%程度の価値下落。
最後国債はというと、こちらも3%程度年初から下がっている(無理やり3%程度にとどめている)ので約23%程度の価値下落です。

これだけ見ると現金が一番ましではないかと思いますが、実際は日本株は配当も高く、また割安な銘柄に投資さえできていれば、あまり下がっておらず、年初からの上げも大きなものもあり、さくたろうは円資産というくくりでは日本株を薦めたいなと感じています。

ここのところ「現金を持っていてはダメ」と良く聞きます。その通りです。
しかし上で比較したように、日本国債を持っていればもっとダメです。日銀が買い支えていてもダメなんです。
そして日本国債と強くかかわりのある今日の題名の話に移りたいと思います。

これだけは覚えてください

さくたろうは、経済の本なら(読解力をさておき)興味深く読んできました。
その中で強く認識していったことがあります。インフレとハイパーインフレの違いです。
最初に結論を言います。
インフレはあくまで需要と供給の天秤によって起こっていくことです。
ハイパーインフレはそれに対して中央銀行・貨幣の信用がなくなって起こることです。

今、(日本を除く)世界で起きている問題はインフレ(8%を超えるインフレ)。
それに対して日本ではインフレは世界ほどには起きていない(2%程度のインフレ)。
そのかわりに、もっととんでもない問題を日本は抱えているのです。
それが、ハイパーインフレの可能性です。

この世界と日本とで抱えている問題の違いだけは確認をしておくと、この後の経済を理解していく肝となると思います。

その違いで何が変わっていくのか

インフレというのはその現象自体を世界間で輸出・輸入してしまうので、実際、日本ではインフレは発生していないと言って良い程です。
歴史に沿って物事を考えるとするならば、需給面から見るのならば、ここから先も日本の中からはインフレは発生しないのでしょう。
日本の場合問題はインフレではなく、ハイパーインフレです。
(ほぼ)日本だけが直面している非常ーーにまずい問題がハイパーインフレです。
これは人々の経済活動による需給から来るものではなく、円・円を発行する日銀の信用が崩れて起こる事象です。
どういうことか?

インフレが進んでいるはずの例えばアメリカや欧州。
インフレは物の価値に対して通貨価値は下がるわけですから、当然ドルやユーロも価値は下落しています。
そのドルやユーロに対して、通常であればインフレがそれほど進んでいない円は、価値を上げるはずです。
ところがそのドルやユーロに対して、冒頭の通り、半年で20%程度も価値を下げているのが「円」なのです。

いや正確にイメージを伝えるならば、日本円だけは価値を下げているというより信用を失って下げていると言ったほうがイメージがつきやすい。
世界で進むインフレに直面している通貨に対して、それよりも下がっている日本円、といった事実そのものが、信用失墜の証のようなものです。

もうこれは今からどうこうなる問題ではなく、誰が日銀総裁をやっても今からは何ともなりません。
この帰結は歴史を見る限りはハイパーインフレということとなっています。
現象としては2つの可能性のどちらかから進展するとさくたろうは考えており、
・日銀が死ぬ気で抑えている国債の金利(0.25%)が抑えきれなくなって金利上昇、国債価値下落、日銀が買いすぎて持ちすぎていた国債の価値の下落で日銀が破産して一気にゲームオーバー →ハイパーインフレ
・国債の金利は、金を刷りまくった日銀が国債を買い続けて抑えることに成功するも、そのせいで円を刷りまくって円安がさらに進み、ある時円安にさらに拍車がかかるようなこと(ジョージソロスのようなファンドに思い切り狙われる)が起こり時間をかけながらゲームオーバー →ハイパーインフレ

どちらかが起こる可能性を頭に入れておかないといけないと思っています。
どちらかというと、時間的猶予が残されている後者のほうがマシで、現実も今のところ後者の路線を辿っているようにみえます。

現金と国債は思い切ってゼロに近くする

昔からさくたろうが一番推しているのは証券コード1326、ゴールドETFSPDRゴールドシェアです(今¥23,000)。
しかし円資産で一番持ってはいけないものが、日本円そのものと日本国債ということになります。

イメージとしては、銀行の残高に20万円以上あるのなら、20万円以上の分に関しては、上記ETFか日本株を買う、
それくらい思い切って現金を持つことを回避するように徹底しても良いのかな、そんなふうに感じています。

・・・これでも愛国者のさくたろうの今回のブログでした。

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