みなさんこんにちは。さくたろうです。
段々と日照時間も伸びていき、気温も日に日に少しずつ上がっていく季節。起きるのが楽しみになりますね!
さくたろうは40歳でそんなに長く寝れる年でもないのですが、嫁は良く寝ています・・・
頭の上にある壁に頭のてっぺんをこすりつけながら「うーんうーん!」と今日寝言を言っていました。
難しいですが換言するなら、コンクリの壁にブチ当たったツクシのような状態ですね。それを横になり寝ながらしていました。
一体どんな夢を見ているのでしょうか・・・。もう身長も伸びないと思うんですが。
そういえば、小学校か中学校の国語の教科書で、「伸びんとす」みたいなフレーズのある詩がありました。
誰の詩だったかな・・・今でも思い出すので、いい詩だったのかもしれません。・・良くは覚えておりませんが。
株の話です。日経は25,000円付近となりました。
原油やゴールド、その他資源の価格が上がる、下がるに連れて、株価が右往左往しているようなイメージです。
イメージと言いましたが、もしかしたらもっと大切な事なのかもしれません。
主語・主役が株価ではなく、「資源・商品」となっているという事なのかもしれません。
主役が株価でなくなったと同時に、さらに気になるもう一つの事があります。
それは・・・株価が下がる時に見られていた傾向である「円高」を見る機会がなくなってきたように思う事です。
円高にならない理由は・・・
円高にならない理由はなんでしょうか。
3月8日に、日本の経常収支が1兆円以上の赤字になったとアナウンスがありました。
国の収支(経常収支)が赤字であることは通貨においては弱い材料であるとは思います。ただ、これは一過性の現象の可能性もあります。
経験則として、数ヶ月赤字が続いたあと、黒字に回復して、あれは一時的なものだった、という過去があります。
(今回は違う、今回の経常収支の赤字は恒常的なものなのだ、となるかもしれませんが。)
さくたろうは、この段階での円安傾向の理由は、経常収支の赤字からくるものが一番の理由ではないのではないか?と思います。
もっと明確に納得がいく理由が一つあるのです。
それは「日本だけ量的緩和を続けようとしている」「日本だけ金利を低いまま保とうとしている」ということです。
借金が多すぎてしたいことができない
人生の話ではありません。国の話です。
以前のブログ「インフレ どうすりゃいいの」で記載したこととなりますが、日本は(先進国中、日本だけは)あまりにも政府が負担している借金が多すぎて、他の主要通貨を持つ国々が方針として掲げる金融政策をとることができないでいます。
これが、最近に円高が進む事がない大きな理由であるとさくたろうは思います。
今、アメリカや欧州(の中央銀行)は、ガバガバになった金融を、なんとかしようと模索しています。
金利を上げる・量的緩和を縮小する・・・その金利の上げ方をどうするか、どのペースでお金を回収していくか、などを検討しています。
こう考え出したのは、世界でインフレが進んだからです。
インフレというのは一方から見れば「通貨価値の下落」ですから、通貨の価値を保つために金利を付すことや通貨の量を増やしすぎないようにすること自体が対応策となります。
これを政策として欧米は実行しているのが今です。
一方で日本がこの政策ををしようとすると、どうなるでしょうか。
結論から言うと、「確実に破綻」します。
1200兆円以上もある借金の金利が数%上がるだけで利息はどんどん膨らんでいきます。
さらにもっと深刻な問題として、金利が上がることは現在の国債の価値が下がることとなるため、国内で大量に国債を持つ日本では、すぐにでも財務的な問題がここかしこで発生することになります。
緩和の縮小をしようとしても同じ、いやもっと深刻なこととなります。緩和したマネーで今やっていることは、国債を大量に買い支えていることです。これを無くしていけば、あっという間に国債は値段が下がり、すでに大きく膨れ上がっている大量の国債の価値が下がり、財政的破綻に直結することが想像つくからです。
(詳しくは以前のブログ、インフレ どうすりゃいいのをご覧ください。)
このせいで日本(日銀)だけは「通貨価値の下落(円安)」に対して、人為的に対抗する手段(緩和の縮小)を持っていません。
借金を作りすぎたせいで、身動きが取れない状態といえます。
そのせいで、少しずつですが、しかし確実に「通貨価値の下落」すなわち円安が進行してしまうと言うのが現状ではないかと思うのです。
商品高騰をもろに食らうのは、日本か
何が悲しいかというと、インフレに対して、今までの借金のせいで国として対抗する手段を失っていることです。
一体なぜこんなになるまで借金をしてきたのでしょうか。
・・・話が逸れてしまいそうなので戻しますが、望むと望まないとにかかわらず、日本としてはこのままインフレが進もうが円安が進もうが、成り行きを見守る他ないということです。もう覚悟を決める他ない。
見方を変えてポジティブに考えるならば、今日の1万円の価値が、将来の1万円の価値よりも高いと言えます。
この日本円はやはり投資をすべきで、長期的にはおよそ100%価値が下がる現金を持つ理由はありません。
今までの常識と思われている資産配分などは無視して、ETFなどを通じて思い切った配分をしてみてもいいかと思います。
なぜなら今までの常識が覆されるような通貨価値の下落があり得るからです。
今は穀物やゴールドの現物を持つことなく、ETFを通じて投資することができるので、便利です。
以下、おもしろいなと思えるETFや商品関係の会社を羅列して、締めくくりたいと思います。
・1326(SPDRゴールドシェア)¥21,620
・1688(穀物ETF)¥643.4
・1693(銅ETF)¥4,821
・5713(住友金属鉱山)¥6,117
・8002(丸紅)¥1,330