こんにちは。さくたろうです。秋がすぐそこまで来ていますね。
皆さんの秋はどんな秋でしょうか?食欲の秋、読書の秋、秋は色々な表現を
使われますよね。充実した季節になるといいなと思います。
ちなみに、さくたろうはサラリーマン。最近介護保険料は発生するわ、なんだか
控除も増えている気がするわで、厳しい生活をずっと続けています。
秋を楽しむにしても、先立つものはお金ですよねーー。
生きてるだけで、なんでこんなにお金がかかるんだよ・・・
今回は、そんなサラリーマンの視点から、ある人の経済政策を記します。
誰だか途中でわかった方はすごい!!!
彼のやったこと
彼の活躍する前の時代は、とにかく失業に苦しんでいた。労働者の3人に1人は失業、
国民所得も数年で4割落ちるという惨憺たる窮状・・・
彼は言った・「4年以内に失業問題を完全に解決するぞ!」
失業対策の柱は超大規模な公共政策。今でいう財政出動。それも驚くほどのスピードで
進められ、その公共政策に派生して、使用されたセメント等の生産量も急増、セメント
だけでなく、鉄筋や建設資材の需要も急拡大、そこから二次的な需要もうまれ、雇用が
そこからも増えた。
「自動車税をなくす!ガソリンも値下げだ。みんな週末に車で遠出できる。」
減税だ。徹底的な需要喚起。今こんなことを僕らがされたら、若者も車を買いまくるのでは?
他にも追加で徹底的に公共投資を行った。公共投資は、やはり「投資」だ。
正しい公共投資は、それに見合うリターンがあるのかもしれないと思わざるを得ない。
彼は国鉄拡張、住宅建設など、それ以外にもとにかく国費を使っていった。
・・今考える、今の正しい公共投資先というものはなんだろうか・・・話が脱線して
しまうので、考えるのはやめておこう。
彼が一番大事にしたもの
彼が一番大事にしたもの・・・それは、今の僕のような存在。そう、労働者。
超大規模な公共予算を組むときでも、まずは労働者の賃金が決められ、そこから逆算した
結果で予算を組んでいったらしい。
公共事業も、労働者のため。とにかくやるべきことは労働者のための失業対策。
あらゆる権力を総動員してまで、労働者・失業者のためにできる政策をこれでもかと
立て続けに実行していった。
資本家と労働者は、常に利益の相反する立場にいる気がする。そう考えれば、おそらく
彼は資本家の敵だったと僕は思う。
まずは儲かるところが徹底的に儲けることは国としてすごく大事なことと僕は考えるが、
彼がとった政策はそれとは違ったということだ。
こんなことをされたら、真面目な労働者ほど、彼を好きになりはしませんか?
僕は不真面目な労働者かもしれないが笑、それでも労働者である以上、好きになりそうな
気がする。
ああ、しっかり働けば報われる。失業してもまた働き場所をこの人が準備してくれるかも
しれない・・・。
そう思えそうだ。そして実際、労働者は彼に熱狂的になっていった。
彼の名は・・・・
ちょっと抽象的に書きすぎてしまったでしょうか・・・。反省。
彼の名は、あのアドルフ、ヒトラー。
ドイツ労働者党の創設者だ。前述した公共事業は、有名な「アウトバーン」から、
それ以外にも多岐にわたり進められた。失業はなくなり、完全雇用を達成。
国民所得もあの世界恐慌前にいち早く回復した。
経済面でのみ言えば、これが事実のようだ。
問題は、彼が成し遂げたかったことが、この経済面だけではなかったことだ。
経済のことについてだけ記載したいので、その面は割愛するが。
徹底的に労働者側に立ったことで、ものすごい支持を集めていったわけだが、
労働者に寄りすぎているとも言える。きっと国内・国外問わず資本家からは相当に
不評だったのかなと思う。
冒頭の僕、いや今の僕のように、「サラリーマンの保険料が高い」「介護保険があーだ
こーだ」と文句ばかり言っているのは勝手だが、それ以外の考えを受け付けなくなると
怖いことになる。自分の立場にあったカリスマが出てきたときに、妄信的になる。
経済というのは、すべての面(政治・思想・宗教等)と切り離せない大きなフィールド
だ。その大きすぎる経済を知る上でも、労働者として真面目に働いたり、働いたお金で
少し株を購入して資本家の立場を勉強したり、経営者の立場を想像してみたりと、
知る幅を広げていくことは大切なのかもしれない。今の僕にはできていないことだ・・。
ふと給料明細を見返してみると、こう記載した考えをひっくるめて忘れて、反射的に
「ふざけんな!」と思ってしまう。本当に、反射的に・・・
しかし、このままの考えではいけないことが、歴史が証明していることのようにも
思えてきた・・・