雪崩(なだれ)が起きた理由は・・・

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さくたろうの考え

こんにちは。さくたろう です。
今日は、株だけでなく、仕事でも良くある、最悪な事態が起きる時の理由を考えていきたいと思います。
サラリーマンは何かしらの苦情と隣り合わせです(僕だけ?)。
いつも苦情が起こったり、相場が急落するときに、このことを思い出します。
確か何かの本に書いてあって、何の本かは思い出せないんだけど、ものすごく説得力があって分かりやすかったので書き記しておこうと思います。

大きな雪崩(暴落や問題)が起こる時・・・

大きな暴落や問題が起こることを、分かりやすく雪崩が起こることと例える
(その本の中では例えていた)。
なぜ雪崩が起こったのか。
雪崩は雪が降り積もって、あるときにドカっと崩れて山の斜面を大量の雪がすべり出し、周りの様々な物を巻き込みながら大きな損害を与える。
雪崩を作っているのは一つ一つの雪。
雪が積もりに積もっていくが、どの雪が最後の雪崩を引き起こした最後の雪かと断定することは、例えできたとしてもあまり意味がない。
それは、結果論だし、様々に存在する今までの雪だって最後に積もった雪となっていれば雪崩を引き起こしているのだから。

問題は雪ではない

雪崩が起きたことは、雪の問題だけではない。問題は、雪が降り積もった時に雪崩となる環境にあったことだ。
雪崩を引き起こしたのは、雪の他に、山の斜面や今までに降り積もった雪の量だ。
そして「臨界点」を超えて雪が降り積もった時に、耐えきれなくなって雪崩となって全てを飲み込みながらすべり落ちていく・・・

「どの雪が最後の雪か」と考えることは、重要度としてはさほど高くはない。
そうではなくて、雪が雪崩を起こすほど降り積もっていたこと、またそういった山であったことの方が問題の本質を理解する上で大切だということだ。

雪崩がいつ起こるかは、残念ながらわからない

あー、この件はヤバそうだな・・と仕事で思うことはよくある。
でもそれが雪崩にまで発展するようなものなのかどうか、それはわからない。
ヤバい件(雪)が舞い降りてきた時の、地面側の環境によって、どれほど大きな問題にまで発展するかが決まるからだ。
全ての問題が最悪な結末を招く可能性があるのだから、そんなものはいつ起こるかわからないし、どの事象が雪崩を引き起こすかもわからない。
仕事でもマーケットでも「あの問題(事)が全て悪かった」というのは雪しか見ていない。

一つの雪が、たまたま最後の雪となって起こった極端な結果が、「雪崩」だ。
それまでに同じような雪が同じように降り積もっているが、それは結果として雪崩の引き金とは、たまたまならなかった。

「ブラックスワン」・・ってなんだよ!

日々起きている全てのことが雪だとするならば、ブラックスワンという理論は誤りだ。
こんな信じられない事が起こりましたー!そんな事予想できませんでしたー!というのがブラックスワンだ。
多分そうではない。
「結果大きな問題となってしまったある事は、いつも起きている事象なのだが、その環境下で極端に悪い結末となったもの」というのが正しい認識方法なんだと思う。

想像できない結果が起こったからこれはブラックスワンです、ではなんか悲しい。

仕事でミスっても落ち込まないで

結果として、極端に大きな問題に発展してしまうものは、その山側の環境による。
環境は一人で作り出すものでなく、構造的な問題である事がほとんどだ。
構造的な問題であるからこそ、雪崩は起きたのだ。
自分だけのせいなんて事はないし、そもそも会社での自分の力なんて、誰であってもそんなに大きな影響力を持てるなんて事はないし、むしろ思い上がりかもしれない。

大丈夫だ。サラリーマンであるならば、あなたにも僕にも、そんな力はない笑

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