鉄は安いうちに買え!

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さくたろうの考え

こんにちは。さくたろうです。
世の中には様々なことわざがありますよね。みなさんの一番好きな(役に立つ)ことわざは何ですか?
さくたろうは「鉄は熱いうちに打て」です。
何故かというと、生きてきて大事なことはやはりタイミングかなと思うからですね。
タイミングだけばっちりで何とかなってしまったギャンブルもあれば、学生の頃にはタイミングがあわずにお付き合いできなかった女性もいました。
そうそう、悪い事は全部タイミングのせい(・・・)。

先人が端的にタイミングの重要性を示しているのが「鉄は熱いうちに打て」だと思います。
・・・この令和の時代に誰が鉄なんて打つんだよ・・・と思いますが、鉄(日本製鉄、証券コード5401)を買うことは一考に値するんじゃないですか???

船株の今の大相場

日本郵船や商船三井の今の相場はすごいですね!世の中いつ幸運が舞い込むかはわからない。
日本郵船は、直近一年の利益(1兆円オーバー)が、今までの累計の利益を超えたようです。この一年のために会社は存在していたといっても良いくらいの出来事ですね。
もちろん市況株だし流通の滞りが原因だから幸運に幸運が重なった結果ですが、人生えてして思わぬ幸運が重なることもあると思います。
もちろんさくたろうはこの上昇には乗れていません。

しかし大型株といえど10倍を超える上昇があることは株式市場の魅力です。何もビットコインなどの仮想通貨だけではありません。
そしてその可能性を考える際に、どうしても頭に浮かぶ株があります。
それが「鉄」(日本製鉄)です。

10年以上前、船株が今にまけじと大相場を形成していたときに、忘れもしない、同じように上昇していた株(セクター)がありました。
さくたろうが印象的だった2社は新日鉄と住金です。
住金も思い出で話したいことはたくさんあるのですが、今との比較ができる関係で新日鉄の話をします。
さくたろうが投資を始めた頃、2000円代だった株価はあれよあれよと倍の4000円を超えて「こんな大型株が倍になるの!」と思いました。
売り板(売りの注文の数)がとんでもなく厚くて、いったい10円上がるのにいくらの資金がいるんだよと思っていても、ドカッ、ドカッと売りは買い注文に喰われていき、バババっと売りの値段が買いに変わりその買いの板もとんでもなく厚くなっていく。それをみて次々に買い注文が増えていき次の売りの板もドカッ、ドカッと喰われていく・・・まるで画面ごしに買いの音が聞こえてくるようでした・・・
あれは学生の頃見ていて、本当にとんでもない迫力でした。
紙面には10000円説が出ましたが、実際は9640円をつけた後、そのとんでもない相場は終わりました。何事にも終わりはあります。

おもしろいタイミングなのでは(チャート)

今では時代をさかのぼったかのような同じ2000円程度の株価となっている日本製鉄。
何の気なしにさくたろうの兄とラインで日鉄の話をした後にチャートを眺めると「おや?おもしろいな」と思いました。

まず週足で見ると三尊天井を否定しているように見えます。

(注)三尊天井とは 天井となるトップが3つできてから、下げトレンドが形成されやすい、クラシックな売りサインとされています。

上のチャートからは、すでに4つのトップを見て取れて、5回目の上値チャレンジをしているように見えますね。(週足)
三尊天井の売りサインが出てからも下がっていないことが分かりますので、下げを否定しているようにさくたろうとしては見えるという事です。

次に、下の日足チャート。日足だとWを形成しているように見えます。

(注)Wのフォーム形成とは  Wの字完成後、そこから上がっていく可能性が高いシグナルとされています(もちろん失敗することも)。


このWフォームの大切なポイントは、4/7の1971.5円(Wの左の底)よりも、5/10の1920円の方(Wの右の底)が低いという事です(振るい落としと呼ばれています)。
またWの字の真ん中の部分の値段(4/21の2172.5円)を昨日の5/27に抜いてきたことでWが完成した、と見ます(ウイリアム・J・オニールの見方)。ここが最良の買いポイントとされています。
来週月曜日5/30に買いが面白いという事が、さくたろうの言いたい事です。

さらに週足・日足の移動平均線の並びも悪くないです。最も理想とされるのは、上から緑・赤・青の線となっていて、それぞれがすべて右上に向かっている状態です。この部分は全てが完璧とはいえないのですが、とても面白いタイミングだと思います。
ここからの上値チャレンジ、突破の確率が高いように見えます。
(アメリカのぶっこわれて下げ続けるだろう市場は、とても気になりますが・・・。)

思い出すJFE商事。今は日鉄物産が狙い目か

そう。そして昔の鉄の話をしていて思い出したことがあります。それはJFE商事(3332)。
もっと昔は川鉄商事という名前だったのですが、JFE商事に名称変更となり、最後はJFEに事実上取り込まれる形で東証から姿を消しました。

昔のJFE商事と同じ立ち位置に近いのが、日鉄の子会社の日鉄物産(9810)と神鋼商事(8075)ですね。
結局親会社の商社部門は、部門単体で見た時に大きな利益を上げているのでしょう。
年月を経て日鉄と神戸製鋼は商社部門を取り込むのではないでしょうか。
確かJFE商事が取り込まれた理由は「意思疎通の強化」とかなんとかだったです。
それも理由でしょうが、商社部門の利益を外部の株主に垂れ流したくなかったというのが本音だと思います。

今回6000億もの利益を1年で得た日鉄には商社部門を取り込む余裕はあるのではないでしょうか。
そして仮にですがこの日鉄の利益水準が数年でも続くようであれば、日鉄本体自体の株価も2007年の時のように華々しく上昇する可能性すらあるのではないかなーと思います。

懐疑の中で育つのか日鉄

6000億もの利益を上げた日鉄。今期の業績を開示できないせいか、株価は上昇に入り切れるかどうかの瀬戸際に見えます。
しかし船株ほどではないにしても利益水準としては十分です。
もし今期も6000億かそれ以上稼ぐことができれば、株価はおそらく倍どころでは済まないのではないかと思います。
そして商船三井が巨額の利益でダイビルなど子会社を取り込み利益を外部流出させないようにしているように、また昔のJFE商事をJFEが取り込んだように、日鉄の子会社全般も狙い目となってくるのではないでしょうか。

鉄は熱いうちに打て!
鉄は安いうちに買え!
(2022/5/27 ¥2,202-)

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