鶴翼の陣?いや「鉄の布陣」!

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さくたろうの考え

こんにちは、さくたろうです。
5月に今年度の予想を出して、場中にものすごく売られた日本製鉄。
それから3ヶ月経過した今月8月、前の予想は低すぎた?と言わんばかりに上方修正をしてきました。
僕は投資の長い経験だけはあるのですが、1Q(8月公表分)から上方修正を出してくる企業の業績が、その年度を通して不調に終わると言うことは、あまり経験がないかなと思います。
一過性の損失も上半期に特に偏るみたいなので、個人的には次の決算の時には、もしかしたらもう一度上方修正が入り、下半期の力強さにつながるのではとの期待もしています。
何よりも、少しでも配当を増やすという姿勢を感じることができたのが素晴らしいと思います。
下期には、上期に偏る一過性の損失が減っていくのであれば、下期の利益と配当は、上期を超えるものとなるのかもしれません。
特に配当は下期75円予想となっていますが、僕は上期と同じ75円を超えてくるのだろうと思っています。

インフレ時はバリュー、特に鉄鋼。歴史は語る

日本のインフレは少なくとも備えを怠ることのできるような現象ではありません。
備えあれば憂いなし、ここはインフレ時に強いバリュー株、特に鉄鋼株で備えたいところです。
これは歴史が証明していて、インフレ時に鉄鋼が下がったことは、ほぼないようです。
インフレで金利は上がるとしたら、日本製鉄だったら、3兆円近い有利子負債の金利が心配になるところもあります。
しかし、そんなところよりも、すでに持っている資産の価値の上昇、またこれから価格転嫁できる商品の存在のメリットの方が、明らかに上回ると言うことなのでしょう。
PBR0,7倍が示す通り、持っている純資産は負債などを上回ります。この価値の上昇と、これからの値上げでインフレを迎える企業、といった位置付けになると思います。

ブラックロックも日本製鉄を買ってきましたが、こういった過去の普遍的なインフレ時に起こるセクター動向についても、もちろん認識した上で買ってきてそうな気がします。
長いデフレ期間によるマグマもあります。
借金をしすぎて、日銀が金利を上げるなどの手法で思うように身動きが取れない怪物になってしまった以上、本当にインフレに備える必要があるのは、海外のどの国でもなく日本であると僕は思っています。
もう、本当に自分で備えるしかないんだと思っています。

銀行株も魅力的ではあると思うのですが、何せ債券と密接に関わっている業界です。
本物の信頼を勝ち取ることができるのでしょうか。
頑張って欲しいところではありますが、僕は日銀を信用することができない流れの中で、銀行株を買う気には、なれなかったです。
(ブラックロックは、みずほなどの銀行株も買ってきています)

インド進出をしたデカさ

最近、BRICSが話題です。新しい通貨構想なども出てきています。
あわせて考えたいのが、欧州の不調です。
欧州はどの日本企業の動向・先行きを確認しても「弱い」といった内容になっています。
欧州がここ最近で大きく伸びる事が期待できそうにないとすれば、相対的にインドの価値は本当に高くなっていくと思います。
日本製鉄は装置産業、子会社の黒崎播磨はそれよりも小回りの効く業界、窯業の雄です。
黒崎播磨のインド売上は3割となり、日本製鉄もゆくゆくはこの割合を達成すると僕は思います。
それくらいの投資(6000億を越える投資)に日本製鉄は取り掛かっています。
果実を受け取る時期が後にはなってしまいますが、黒崎播磨の姿は、のちの日本製鉄の姿に近いものではないかと僕は思っています。
BRICSといっても、本当に実力があって無視できないのは(本当の盟主は)インドなのではないかと思います。
中国は、あまりにも領有権などでもやりすぎています・・・インドとも国境問題を起こしていますが、正直、ナメていた部分もあるのでしょう。
インドは、やられたことは忘れないでしょう。日本も、やられたことを忘れるようでは、インドからさえも滑稽な国を見るような目で見られてしまうでしょう。
ジャパン・パッシングのあと、世界はチャイナ・パッシングに向かい、最終的にインドにたどり着くのかもしれません。
そのインドの大きく関わっている日本製鉄は、日本にいながらにしてインド投資への代替を果たすような、日本の宝のような銘柄になってくると思っています。

「鉄の布陣」を敷け!

本国では構造改革で利益体質になった。優秀な子会社群は利益を補強するキャッシュカウ。
伸びるインド市場では大きな投資を果たした。
インフレには歴史的にも強く、他を寄せ付けない高級商品でも勝負している。
ヤバそうな雰囲気になってきている中国からはほぼ撤退。

その昔から、軍師はその陣形を見て「勝負あった」と判断してきた。
戦術(例えば優秀な商品群)よりも戦略(この布陣)の方が戦いでの重要性は大きい。

この鉄の戦略を見て、軍師に代わり、投資家として勝負の判断をすべき瞬間ではないだろうか。

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