日本の投資家 遠藤四郎②

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普遍的な投資家・投機家

こんにちは。さくたろうです。
今回はさくたろうのブログでは2度目となる、遠藤四郎さん(以下敬称略させてください)についてです。

さて、新しい四季報、夏号(青い四季報)が出ました。
日本の投資家、遠藤四郎の保有株はこの3か月(四季報の出るスパン)の間で、大きな変動があったのかを見ていきます。

一つ前の四季報、春号(緑の四季報)では、遠藤四郎は大株主として2銘柄に記載がありました。
具体的には以下です。
・6771池上通信機(保有株数18万株) 当時株価673円
・8558東和銀行 (保有株数41万株) 当時株価579円

実はこのもう一つ前の四季報では、池上通信機の保有株数が19万株でありました。微減させている傾向の中という状態ですね。
さくたろうは今回の四季報で、遠藤四郎がそこから株を増加させていくのか、はたまた引き続き減少させていくのかを興味深く感じていたので、とても楽しみにしていました。
というのは、この3か月は、ほとんどの銘柄が株価を下げています。
こういった相場環境の時に、尊敬する遠藤四郎はどうしていたのかを知りたかったので楽しみにしていたのです。

保有株を減少させた遠藤四郎

さて、さっそく今回の四季報で、遠藤四郎の保有状況を見てみましょう。

・6771池上通信機(保有株数15万株)株価605円
・8558東和銀行 (保有株数40万株)株価513円

3か月前より、保有株を減らしているようです。
特に池上通信機については、半年前は19万株。3か月前18万株、現在は15万株となっています。
この下落相場で買い越していく傾向はみられず、売っているスピードが少し速くなっているかな、と感じました。

遠藤四郎は「会社を所有する」といった考え方のもつ、超長期投資家です。
これは完全にさくたろうの憶測ですが、一度買いだしたら長いこと買いを続けるのと同時に、今回のように一度売りだしたら売りも長期にわたり続けるスタイルなのかな?と感じました。
どちらの株価も、長期チャートを眺めるとやはり下落トレンドが形成されています。
下落トレンドだから遠藤四郎が売っているのか、はたまた遠藤四郎が売っているから下落トレンドなのか・・・。

(↑池上通信機10年チャート)

(↑東和銀行10年チャート)

いずれもPBRは池上通信機が0.28倍、東和銀行が0.17倍と、今現在も激安の指標であると言えます。
仮にですが、この株がどんどん割高になってきてしまっているので売っている、というのであればすぐに合点がいきます。
しかし、指標面では今をもってしても割安のままである、と言えます。
遠藤四郎が売っている理由は、もしかしたら株の問題ではなく、遠藤四郎の個人的な理由なのかもしれませんね。
結局のところ、何故売っているのかは、さくたろうからはわかりえません・・・。

記憶に残る、遠藤四郎からの忠告

「私の保有する銘柄を公表するが、これを買ってはいけない。大量に売る予定があるからだ。」
私は、遠藤四郎の本に出てくるこの言葉に、遠藤四郎の、投資家としての大きな器が全て詰まっていると思います。
これだけの資金がある場合、自分が買った後にその情報を流し、追随してくる投資家に自分の株をぶつけて利益を得るというやり方をしてくる投資家がたくさんいます。
遠藤四郎は全く違います。自分の持っている株はいずれ下がる。皆は買ってはいけないというのです。
そこに投資家としての力量の違いが感じられます。

今回の四季報で遠藤四郎の保有株が減少し、株価が下落しているさまを見て、ああ、遠藤四郎の言っていることは本当なんだな、と確信することができました。

さくたろうの大好きな投資家、遠藤四郎。いつまでも四季報にその名を轟かせてください。
四季報でその名を見るのは、さくたろうの人生の中で大きな楽しみの一つとなっています。
そしていつか、さくたろうも四季報に名前を載せたいと夢を持っています。

風邪やコロナなど召しませぬよう、かわらずお元気でいてください。尊敬しています。

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