市場再編なら何を狙う?

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さくたろうの考え

こんにわは、さくたろうです。
今日は有給なのですが、たまりにたまったやらなくてはいけない事を片付けていく
うちに、休みの日も終わっていってしまいます・・・

僕は中学のとき、スーパーファミコンで「信長の野望」にハマり、目が悪くなる
までゲームしました。
信長の野望のおかげでレーシックを受けたと言っても過言ではありません。
そのゲームの茶会の中で、和歌や百人一首を武将が詠むのですが、
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
の句が出てきました。これ、今でもこうやって覚えてます。
僕の中では、これは小野小町の歌としてではなく、織田信長の歌として、間違って
インプットされています。

とにかく、人生も有給も花も、何でもかんでも、気づいたら色あせて終わっていたよ、
という意味だと思います。今回の有給ももうこうやって終わるよ、ながめせしまに。

近づく市場再編

小さいころ、父親に「この会社って何やってる会社?」と良く質問していました。
そうすると「一部上場企業やないか。」と言われ、まるで何か特権を得たような
特別な会社であるかのごとく、その後の説明を聞く前に返答されたことを、
良く覚えています。

一部上場企業との肩書は、昔の人にほど絶大な気がします。そんな肩書の名前も、
2022年4月には「プライム」市場と名称が変更されるようです。
上場企業側はその「プライム」市場か、または「スタンダード」か「グロース」市場の、
どの市場に行くのかを迫られます。
一部上場企業に相当するプライムにいきたい!とすでに息巻いている企業もあれば、
もうプライムは無理じゃね?と別の市場行きや上場廃止に踏み切る企業も出てきています。

この市場再編の変化を、僕はすごく面白いなと思って、みています。

自ら退場する企業も多い・・・

上場のメリットは、上記父親の話ではないですが、やはりブランド力というものも
あるでしょうし、もちろん大きな資本を市場から調達可能となることなども大きいと
思います。
一方で早々に「もう上場はいいや」となった企業も多いです。お時間があるならば、
7959オリバー、3408サカイオーベックス、4282EPSHDなどがそれなので、
見てみてくれても面白いとおもいます。

上場をやめる企業の理由は様々ですが、
「大規模な設備投資をすると、株価が下がることになるからしたくてもできなかった」
「信用やブランド力ももう事業活動で得られた。」
「資金調達をする必要性がなくなった」
「多くの株主の声を聞かざるをえず、抜本的改革がしにくい」

といった声があるようです。いろいろな悩みがあるんですね・・・

そして上場をやめるということは、今出回ってる市場の株を回収する、買い手が出て
くることになり、ここに少なくともチャンスが生じる可能性がある。

上場子会社へのTOBを検討してみる

次のどの市場(プライム・スタンダード・グロース)に行くにしても、市場に流通
している株の比率は25%は必要になる。親会社が株を持ちすぎている会社などは、
必然的に2つの選択肢を迫られることになりそうだ。
・大株主が株を市場に放出して、流通株を25%以上にするか
・完全子会社化に踏み切るか
だ。もし完全子会社化に踏み切る場合は、親会社が流通株を買うことになるので、
単純に値上がりする可能性が高くなる。

日経ヴェリタスに記載がされていたが、その筆頭候補は7182のゆうちょ銀行だ。
日本郵政が株を市場に放出して、無理やりに流通株比率を25%にもっていくのか、
もしくは日本郵政がTOBをかけてゆうちょ銀行を完全子会社にするかだ。
四季報を見るかぎり、どんなに多く見積もっても12%程度を日本郵政が買ってしま
えば、完全子会社となる。時価総額の12%は5300億程度。
TOBの場合はプレミアム(上乗せ)をして買い付けするので、7000億は必要と仮定し、
6178日本郵政がそのお金を工面できるのか。
・・できると思う。日本郵政には有利子負債がまず全くない。現金同等物も62兆?!
これは顧客のお金とかも入っているため一概に言えないが、単純に7000億は借入れ可能
な図体の大きさのはずだ。

あとは買収をしたときの「うまみ」が、親の日本郵政にあるかどうかだ。
ゆうちょ銀行の純利益は2800億くらいだ。2800億の12%程度が、今はほかの株主へと
流れていると考えることができる。もしTOBをすれば、毎年2800億の12%の金額が、
日本郵政への入りとみることができる。毎年330億、、、。
日本郵政からしてみれば、7000億の一時払いで、毎年330億の利益となる投資。
毎年5%弱の利息が受け取れる債権のようなものとも言える・・・。悪くはないのでは
ないか???

結論はいかに

途中からはいつもの悪いクセで、仮定と妄想にふけってしまった。
他の要素も複雑に絡むため、計算もこんなに単純ではないことはもちろん理解している。
しかし、何かしらの仮説をもとに、投資や行動をすることはとても好きだ。
その仮説が間違っているとしても、仮説をもたないでいることで、すべてが行き当たり
ばったりになる事が人生で身をもって体験してきたからだ。笑

7182ゆうちょ銀行。このままでは終わることができない市場再編の波に、
どのように身をふっていくのか、とても楽しみだ!!!
(ゆうちょ銀行 現在価格974円)

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