危機は詐欺を露呈する

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さくたろうの考え

こんにちは、さくたろうです。
うわ!朝起きてびっくりです、雪が降ってます。
こないだ嫁の実家でお父さんに手伝ってもらってスタッドレスからノーマルにしたのに!
週末は家と徒歩で過ごしましょうかね!(仙台在住)

さて、やれ破綻だなんだと騒がしくなってきました。
このブログでは、確か一年前くらいから危機は来ると言ってたかと思います。
全てのピースが揃ってしまった時は、アメリカの金利が上がることが確定した時です。
これが最後のピースで残っていたので、それまでは嘘だろという勢いで資産が上がっていきました。
でも歴史に還れば、その時に全てのピースが揃ったと見るべきです。
ジョン・K・ガルブレイスさんも大暴落1929で、当時の全ての経済環境を教えてくれています。
ことごとく今、同じ環境ですね・・・

当時、ポンジースキームという詐欺が発生しました。
そしてリーマンショックの時には、マドフさんがそのスキームを利用していた詐欺が立ち行かなくなって破綻しました。
こんな感じで、危機は詐欺を露呈していっているのも歴史の常です。
今回は金利上げで発生する危機であるとさくたろうは思うので、何か金利・債権に絡む詐欺がこれから露呈されてくるのでは?なんて思ってます。例えば・・・

想像もしなかったイギリス年金ファンドの巨額損失

正直さくたろうが最近で一番びびったのはこのニュースです。
だいたい25兆円の損失になったみたいです。
何が起きたか簡単に振り返ると、イギリスの年金ファンドが、あまりにも低い国債の運用利回りでは運用がままならないから、危険な商品に手を出して、25兆ヤラレましたというものです。
いやこれだけ特別な例なんだという見方もあるみたいですけど、やっぱりこんなことが起こるなんて予想はつきません。
公的ファンドですら金利が低い時にかなり無理してるポジションをとっているわけですから、ましてや民間のファンドにおいておや、といったところを想像してしまいます。
これはびっくりした例ですけど、多分まだ始まりにすぎないのだろうなと言ったところです。

だって、その次に最近起きたシリコンバレー銀行の破綻ですが、これだって、起きてから急にわかったことですよね。前からまずいって話があったのかもしれなですけど、ほとんどの人にとっては寝耳に水だと思います。さくたろうももちろん含めて。

長い間続いてきた低金利(国債バブル)が崩壊したことは確定しているので、それに伴って、こういった予測不可能な損失劇が出てくるのはもう、しょうがないんだと思います。

もっと警戒しないといけないのは、「詐欺がらみ」の破綻の話も出てくるのでは?と歴史に倣えば想像できることです。
昔にもポンジーさんやマドフさんがいたように、今もきっとそんな人がいて、この国債バブルの間は破綻を免れてないだけ、っていう状況の人や何かがあるのではないかと思います。

それが何かを言い当てることができないのは申し訳ないと思うけど、金利が上がった時点で「一つの大きな動き・時代が終わった」という覚悟は必要かなって思います。

人か国か

それがポンジーさんやマドフさんのような人であればまだマシなのかもしれません。
あるいは会社であれば。(大きすぎる会社もあって心配ですけど)
そういえば昔、ドイツ銀行のCDSは全部国債がらみだから大丈夫、会社や国のデリバティブじゃないんだから、なんて聞いたことありますけど、国債価格がこれだけ動いているのですが大丈夫ですかね・・・
まあそれはおいておいて、もっとヤバいのは「国、もっというと大国」単位で詐欺や破綻が露呈することがないかということです。
不動産・株といったバブルに国という名詞は出てきませんが、今回は「国債」バブルです。
名前も規模も段違い、破裂や詐欺があるとしたら、ちょっと今までとはスケールが違う気がします。

これからどんな詐欺や破綻の内容が飛び出してくるかは分かりません。
えてして悪いことの方が隠す傾向にあるので、悪いニュースの方が、今後の株価に織り込まれていくスピードは後ズレしていく傾向にあると思いますし。

でも、もう全部ピースが揃ったあとですから、「はーそんなことやってたんですか」と言ったような気分でいれる精神状態が望ましいですね。
そのためには銘柄は本当に絞って、それでかつ(1326)SPDRゴールドシェアのようなETFのポジションもとって、歴史に倣えばこれから確実にくる危機に挑んでいきたいところです。

「相場はささやきによって終わるのではなく、大音響によって終わる」

 ジョン・K・ガルブレイスさんの言葉です。

 今はおそらく、ささやきの段階かもしれません。

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