今から家を買う気になれるか

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さくたろうの考え

こんにちは。さくたろうです。
皆さんは家を購入しましたか?さくたろうは購入していません(購入できません)。
間違いなく人生で大きな買い物ですよね。賃貸が長いからもう引っ越しも慣れたもんです。

もう40も過ぎた男にはローンも組めないんじゃないかと思いますが、もし組ませてくれたとしても、
どちらにとってもリスクはあるなーと思います。

今、日銀がまじで必死に日本国債の市場で金利0.25%以上上がらないように(国債の価値が下がらないように)しています。
今もしこの行動を日銀がとっていなかったとしたら、どうなっているのでしょうか。
そしていつまでもこの低金利が続くのでしょうか。

それを占う上で今週、イギリスでものすごい事が起こりました。
簡単に言うと、イギリス国債が叩き売られて金利がものすごい上がって、日銀に当たるイングランド銀行が国債を買いまくって、
事を収めようとしたと言う事です。
イギリスの金利はこないだまで1%もなかったところが、今4%ですからね・・・

仮にですが、日本で金利が上がったら、多分もうさくたろうも家なんて買うことができないですよね・・・
金利の支払いが大変になるような事ができなくなってしまうわけですから。
住宅メーカーや、大きく不動産投資をしている人にとってもピンチだと思います。

実はサラリーマンを長くやっていると、投資用マンションの勧誘を受ける「波」が何度も来ます。
どっからさくたろうの情報を掴んだのでしょうか・・・
そして会社での知人も、マンション投資に乗って購入している人も結構います。

・マンションが最終的に資産として残る
・月々はマイナスだが、サラリーマンの収入から税金控除が受けられる

こんなところを強く勧められるようです。
買う買わないは人の自由ですし、それを正解不正解と断じるつもりはありません。
しかしどう考えてもさくたろうにはおかしく感じる。

まず、資産として残ると言うものだが、いくらの資産が残るのかが全く見えない。
株で良くないか?株だって「資産として残る」。・・会社が潰れなければ・・・。
でも株の場合そんな当たり前の事をメリットとしてはいちいち言わない。
マンションの方が他にメリットが見当たらないからそんな事をまず挙げてくるのかもしれない。
会社よりも目に見えるマンションの方が残る可能性が高い?そんなことはわからない。
資産として残らなくなるようなハプニングはいくらでもあるのでは?と思う。

次に、月々マイナス分を課税所得から差し引けると言うもの。要するに損が出ている分、税金が少し安くなると言うもの。
これに至っては絶対におかしい。なぜ投資をしているのにマイナスになることが前提なのか・・・。
本来投資とは自分の財布にお金を入れてくれるもののはずだ。
赤字が出ているのならば、その投資を続けていいかどうか、少なくとも考えないといけない。
それをその分税金が安くなると言うのは・・・いやむしろ株だって負けたら勝っていた分の税金が安くなる。
当たり前の事を言わないで欲しいし、他にメリットがないことの証ではないだろうか。

そしてさくたろうが20年以上投資をしてきた中で感じる不動産投資の一番のデメリット。それは「金利が上がる可能性がある」。
今まで10年20年と、金利が上がったことはない。だから大丈夫とずっとずっと言われてきた。
しかし、全てが一夜にして大きく変わるのが、投資の世界、いや人生だ。
ある時、急に大切なものを失う。経験した人もいれば、今まで経験せずにこれた人もいるだろう。
長い長い時間軸を取れば取るほど、何が起きるかは本当にわからない。大丈夫ですなんて言えない。
大きな借金・大きな金利で人生を狂わされるなんてことも起こるかもしれない。いや、その可能性は高い。
現に日銀は金利0.25%の攻防に追い込まれている。ここが打ち破られれば、イギリスの例に漏れず、日本だって金利が急騰する。
日銀が勝つか負けるかは分からないが、分からないと言うこと自体を理解して置いた方がいい。
さくたろうは歴史に倣い、日銀は負けると思う。

これから家を購入しようとする人やマンション投資を始めようとする人には、投資の自由を十分理解した上で、
この「金利上昇の大きなリスク」が伝わる事を願ってやまない。

イギリスはすでに破られた。果たして日本は・・・

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