ジェシー・リバモアについて②

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普遍的な投資家・投機家

リバモアの買い方・売り方

今回はリバモアの買い方・売り方について述べたいと思います。
リバモアは、とにかく最高値を待ちます。最高値を更新したのを確認してから買います。
そしてそのポジションが利益となっている時に、買い増しを行います。
そして大切なことと思いますが、「最後の大きな上げが来るまで、そこにとどまっていられるか」
と述べています。そうそう軽い利益では、リバモアはポジションを閉じようとはしなかったようです。

リバモアは投資家ではありません。自身でそのように公言しています。リバモアは、
自身を投機家であると公言しています。
おそらく短期の大きなポジションで勝負する際には、参考になる方法ではないかと思います。

なぜナンピンをしないのか

なぜナンピンをしないのか。それはリバモアが長期投資をしていないからです。
短期勝負であり、かつ大きなポジションでの勝負には、どうやらナンピンはむいていないようです。
記録によれば、リバモアが長期投資に徹したポジションは出てきません。
なぜナンピンを好まなかったか、理由をリバモアは多く述べています。要約すると、

「自分のポジションが、市場から”不正解である”と言われているから」。

リバモアは、マイナスのあるポジションでは、大きな勝負をそこから仕掛けることは精神的にもしづらかったのでしょう。

ポジションを閉じるタイミング

リバモアがポジションを閉じるタイミングを述べています。それは、

「最後に訪れる大きな上げを取り切ってから」。

これはおそらく、最高値圏で勝負している方々にとっては、かなりキーとなるものではないでしょうか。
そのタイミングまで、相場にとどまって入れるかどうかが大切であるとリバモアは言っております。

利益が乗っているのなら、利益がなくなることを恐れるのではない、利益が増やせるように願うタイミングなのだと。
驚くような大きな上げが訪れ、「このことか!リバモアさん!」
と口にして閉じたあと、そこがポジションを閉じるタイミングの正解であったことが、少ないですけど私にでさえあります。
もちろん私はそれ以前の失敗がかなり多いもので、全く偉そうに語れる資格はありません。

派生するリバモアの投資手法

私は「株って、安く買っている方が有利に決まっているんじゃないか」と考えておりました。
しかしこれでもかと失敗を重ねていくうちに、ついにリバモアの手法を試すこととしました。
たまたまですが、それが成功し、負け額の少ない投資家になっていきました。
より素質のある方々は、さらに自分の手法に交えて昇華させているように思えます。
短期でも長期でも、投機でも投資でも、自分のやり方に合わせてアレンジを加えることはできますし、素晴らしいことだと思います。

私の好きな音楽で例えると、間違いなくリバモアは「クラシック音楽」。
世代を超えて語り継がれる価値の変わることのない普遍的な作者です。
是非、投資の初期段階で、リバモアの本質に触れるような素晴らしい出会いがあればと、皆様に紹介したいと思いました。


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