いくぞインド攻略!日本製鉄と黒崎播磨

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さくたろうの考え

こんにちは、さくたろうです。
予想外の在庫評価損見込み(日本製鉄)を受けて萎えているさくたろうです。
ここで今年の勝負を決めてしまいたいところでしたが、お預け?となりました・・・
しかしまだ全然勝負して良い銘柄だと本気で思ってます!
今回の鉄の見立てを正当化するのなら、むしろ今期は鬼門です。
大規模投資に踏み切ってるインドからの果実は先ですし、まだまだ改革費用と設備投資のかさむ期であることは間違いありません。
実力ベースを見てくれ、というメッセージは切実で、PBRも0.6倍付近にまでまたまた下がりました。
去る投資家が出るのは至極当然で、むしろそれが正解だという事も大いにあり得ますね。

youtubeもやり始めたさくたろうですが、シャクの関係で細部にまで踏み込めない部分があってもどかしい思いもしています。なのでここで「なんで長期で問題ないと思ったのか」の内容をもう少し詳しく書きたいと思います。
しかしyoutubeは本当に多くの方がご覧になってくださる媒体だなと、周回遅れでその媒体の力を感じています・・・

増収増益予想の黒崎播磨

多くの見立てを開示してはいないものの、黒崎播磨は今期も増収増益を見通している。
書かれていることとしては「堅調なインド市場」と言う言葉がメインで、インドへの注力度合いは言葉すくなながらも伝わってくる。
黒崎播磨は日本製鉄の子会社で、数ある子会社の中でも最も日本製鉄に色々と近い子会社というふうに見ている。あまりこの会社が増収増益を予想したり、今回のように期初からいきなり増配を謳うことは、経験がない。
「このインド市場がある限り、うちは増収増益が間違いないわ。」と言わんばかりだ。
インドでの日本製鉄の本格始動はこれからもこれからで、ハジラ製鉄所への追加投資は、果実も今期は見込めない。
ということは黒崎播磨はすでにインド国営の製鉄所にすでに深く入り込んでいるか、それに近い利益を享受できる体制を構築してるはずだ。有名なところでは、インドではビライ製鉄所やボカロ製鉄所というところがある。
ロシアとも歴史的に切れない縁があるインド国営の製鉄所であったとしても、黒崎播磨はうまく入り込んでやっているのかもしれない。
インドは今後相当な期間伸びが予想されているが、すでにそれを享受できる業態なのが黒崎播磨で、今後本格的に享受できる(巨額投資分)ことが見込まれるのが日本製鉄なのかもしれない。
もっと言ってしまえば、黒崎播磨の姿は、将来の日本製鉄に近い部分もあるということだ。増収はすでに見込まれる日本製鉄だが、今後それに伴って増益の可能性がとても高まってくると思う。

産みの苦しみ

投資初期は本当に厳しい。お金だけかかって、利益がついてこない。
まさに今そういった時期の中にあるのが日本製鉄だと思う。
そんな中でもこないだの巨額融資を低利と思われる条件で成功させたりと、本当によくやっていると僕は思う。
逆にここさえ乗り切ってしまえば、今後5年、いや10年は軌道に乗るのではないか。
それはあの安定の黒崎播磨が増収増益を発表したことも裏付けと思える。
前回の記事にも書いたがインドの市場はそれくらいの確度を持って拡大が見込まれている。
今8兆の売上を誇る日本製鉄に、さらにうまくいけば1兆規模の売り上げを上乗せできる潜在力を持った市場がインドだ。
それを除いて今期9兆の売り上げを日本製鉄は見込んでいるが、10兆に到達するのは時間の問題かもしれない。
そしてあまり根拠のない話だが、10兆には壁があると思う。
あのパナソニックは10兆を目指して、跳ね返されている。今はその目標を取り下げてしまった。
ソニーは小手先だけではない構造改革に着手して、見事10兆の壁を突破した。叩き出す利益も1兆に近くなり、まさに10兆の売上げと構造改革を共にやりきり、今の姿になっている。
他の鉄鋼会社ではなくて、これ(10兆➕本気の構造改革)をやり切れるのはこの業界では日本製鉄の他にないと感じる。
他にも日立製作所しかり、10兆の会社はそれまでと一つレベルが違ってくるように思う。
ここでの産みの苦しみが待ち受けているのは、市場の洗礼、市場の常なのかもしれない。
本当に実力のある会社として今まさに試されているところにいるのが、日本製鉄なのかもしれない。

構造改革にインド攻略に奔走する日本製鉄。
どちらも乗り切った先に、今までなしえなかった売上10兆円の高みが待っているはずだ!
大丈夫、お前ならできる。先行する黒崎播磨がそれを物語っている。
信じてるぞ、日本製鉄!!!

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