「俺は酔っ払ってなんかないよ!」

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さくたろうの考え

みなさんこんにちは。さくたろうです。
今日は酔っ払いの話・・・ではなく、またまた中国の話をしたいと思います。
最初は酔っ払いの話。題名にも書いた言葉、いったい何度耳にした言葉なんでしょうか笑
居酒屋で同僚がそろそろまずいかな?大丈夫かな?と思って聞いてみると、ほぼ必ず?「酔っ払ってない!」と言ってくれます。
初めのうちはさくたろうも、それならば大丈夫か・・・と状況をそう認識するのですが、時間が経つと・・・やっぱり酔っ払ってるじゃん!となるわけです。笑
酒飲みの酔っ払ってないは、この後何度もさくたろうが経験する事によって、ようやくそんな事を質問しても意味がないんだと思うようになりました。
そんな事は多分聞いても意味がないのです。そうじゃなくて、この人は酔っ払っているかを、自分で考えて判断したほうがきっと事実を認識できる確率は上がるのだと思うようになりました。笑
聞いても意味ないのは「酔っ払いが言う」「酔っ払ってない」です。
そして「危機の時の」「今は危機ではない」も・・・・

聞いた先は酒飲みではないか

この環境と似ているのが、まずバブル時の状況だと思う。
そのバブルに身を委ねている人に、これはバブルかと聞いても多分「いやこれはバブルではない」となると思います。
もう酒が入ってしまっているのと一緒で、気持ちよくなってしまっているのかもしれません。
なので新聞や記事やメディアなどで、市場関係者や投資家が「状況は健全である」と言っていたとしても、それは鵜呑みにはできない事だと思います。
そのバブルにめちゃめちゃ利害のある人たちは、もう既に酔っ払いかもしれません・・・
なのでバブルではないかを一つ一つ、関係者に聞くのではなく自分で考えていくことが大事かと思います。

バブルは続きます。結構ながく続きます。いつもそうです。そして必ず終わります。
いつ終わるか???バブルは「必ず」借金で飛びついている人(酔っ払い)が最後にたくさんいます。借金でその後に続いて買っていく人の数が、売り手よりも少なくなってきて、ピークを迎えた後に終わります。
バブルの最後はその物が高くなっているので、借金じゃないと買えないのです。全てのバブルの歴史がそれを証明しています。


今見えているバブルは「中国不動産市場」

最もわかりやすいバブルは見出しの通り、中国不動産であると思っています。
3つ前のブログ「いつかは来る中国不動産崩壊」でその詳細をかなり端的にして書いたつもりですが、さすがに強気のさくたろうでさえも、この中国不動産バブルの崩壊には、ある程度覚悟している状態です。
そして先日も、人民銀行の当局者が「中国恒大問題が金融システムへ及ぼす影響は制御可能だ」と発表しました。
こう言った要人や関係者の「大丈夫です、うまくいきます」も、当てにならないどころか、逆に危険な兆候ですらあります。
発生したバブルと言われるものの末期には、それなりのポストについている人が「状況は健全だ」「この銀行は潰さない」等のアナウンスをすることが、お決まりのように繰り返されています。

いくら誰が何を言おうと、おそらく倒れゆくビルは倒れるし、ホームランの軌道を変える事はできないし、需要と供給から崩れることが確定しているバブル(借金して買ってくれる人が不足した状態となったバブル)を止める事はできないものなのだと僕は思います。

しっかり時間を稼いだ中国

では中国には打つ手がないのか?多分めちゃしたたかに打つ手は準備しているはずです。
崩壊する事が確定しているバブルを止められないかもしれないが、その後の打つ手なら準備できるからです。

もうそれは、経済の大きな部分のルールチェンジしかないと僕は思います。
実は中国、このバブルを(自らも)膨らませている間に、鬼のような勢いでゴールドを備蓄しているようです。
国単位で保有しているゴールドの量というのは、実は正確には調べようがありません。
例えばその国の中央銀行(日本なら日銀)が持っているゴールドの量ならある程度わかるのですが、中国の人民銀行保有のゴールドの量は、ほとんど変わっていません。
ただ、それはあくまで人民銀行保有となっているものが変わっていないだけで、政府が保有となっているとしたら、表に出てこないです。
そして以前より中国が買い進めたその量は、わかりませんがおそらくとんでもない量になっているようです。そして自国の金鉱で採れたゴールドも、国外には絶対に出さないと決めています。おそらく公称のFRB保有の8000トンを超えた量になっているのではないでしょうか。

この後も詳しく考えを書くと、仮定に次ぐ仮定の話となって、どんどん正確性と出た結論の確率が落ちていってしまう為、中国が「ゴールドをため込んでいる」という事実だけにとりあえず注目したいと思います。

酔っ払いながらも意思を持ちゴールドを買い続けた中国・・・いったいどんな手を考えているのでしょうか・・・

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